メールマガジン「蝸牛のつぶやき」バックナンバー
               
(vol.3 2002年3月、4月)


4月29日(月)号
 
 ゴールデンウイークに入り、地元行事の開催も控えられているようです。手付かずになっていた仕事の整理と、連休明けの厚生労働委員会で質問をする予定の「シックハウス法案」「介助犬法案」(いずれも議員立法です)、さらに、健康保険法改正案と健康増進法に関連しての資料の読み込みをしています。

 ■重要法案がいっせいに審議入り
 
 国会は連休明けから、健康保険法の改正案に加えて、参議院では人権擁護法案が、衆議院では有事法制と個人情報保護法案と行政情報保護法案が、実質審議に入ります。触法障害者の処遇を巡る法案も審議間近と言われています。
 「人権を守ります」「情報を保護します」「万が一のときに備えての法案です」などといわれると、「そりゃ、必要だ」と思いがちですが、いずれの法案も、「人権」の観点からは、非常に危険な要素を含んでいます。

 健康増進法が道を開く「検診データ」の利活用の問題は危険な側面があると、先週もお知らせしました。例えば、一部の府県で行われている「がん登録」(がん患者のデータを、氏名や住所とともに記録し、予後も追跡して、がん対策に活用するシステム)の存在を知っている人は、どのぐらいいるのでしょうか「データ活用」と「人権擁護」は背中合わせです。どこに、どのように個人情報が保存され、使用されているのか。実情を公開することから議論をはじめなければならないと思います。住民基本台帳による総背番号制度も8月から運用が開始されます。

 ■議員立法審議の楽しみ

 冒頭に書きましたように、連休明けの参議院厚労委員会は、議員立法の審議です。議員立法の提案者は、委員会での審議中は、ずっと答弁者席に座っています。でも、野党提案の法案には、与党側からの質問はありません。共同提案に加わっていない他の野党からの質問もありません。質問しても、野党側が自説を開陳するか、与党法案の問題点を指摘するからです。「どんなにいい法案でも、敵に塩を贈ることはしない」という魂胆です。「あるかもないかもしれない」質問に備えて座り続ける提案者も、大臣以上に大変です。仲間内でも、ちょっと意地悪な質問をして、 提案者を退屈させないようにしなければ!連休明けの審議が楽しみです。

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4月21日(日)号

 ■井上参院議長、辞任
 
 「本会議が終わってもすぐに退席せず、議長が議場から退出するまで、自席で起立して見送ること」。衆院議員になったとき、先輩議員から教わった礼儀のひとつです。しかし、それも議長次第です。
 
 秘書の口利き問題が取り上げられて以来、井上裕参院議長の権威は失墜(「もともとなかった」という議員もいますが)。「本日はこれにて閉会します」との議長の発言と同時に、多くの議員が、議長に背を向けて退場口へと向かいます。
 前任の斉藤議長は、野党寄りだと批判され、職を追われました。その後を受けた井上議長も、「国会運営に支障が生じる」との理由で、自民党は辞任を迫りました。議長選任が、与党の都合で行われている限り、院の権威は取り戻せないでしょう。

 ■人権を護るための動きを活発に!

 「遺伝性の病気の子どもは、簡易保険への加入を一律に拒否」との18日の新聞報道を受け、翌日に早速、郵政事業庁、厚生省から事情聴取。「元気になられたら、保険に加入していただけます」との説明に、出席議員全員が、あきれるやら怒るやら。必要な資料を要求して、再度ヒアリングをすることになりました。
 
 個人情報保護法では、個人の医療情報は公衆衛生の向上に寄与する限り、情報保護法の適用除外とされています。厚生省が提出した健康増進法でも、検診データの保険者間での相互利用が検討されています。いずれも、詰めた議論が必要です。
 ホームレス法案も、公共施設からの退去条項が盛り込まれました。懸案の有事法制も議論が始まります。人権擁護法案も審議が始まりそう。
 人権擁護の観点から、各法案ともに各方面での精力的な議論をお願いします。

             *****3行報告*****

 ◆中学の同窓生で、今や世界的指揮者の湯浅卓雄君のコンサートに。演奏者や合唱団に次々と指示を出す姿に、リーダーとはかくあるべしと実感しました。

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4月14日(日)号

 ■血液事業法、46年ぶりに見直し
 
 4月12日の参議院本会議で、「薬事法および採血及び供血あっせん業取締法改正案」に関し、民主党・新緑風会を代表して、坂口厚労大臣らに質問しました。

 改正案は、薬害エイズ、薬害ヤコブ事件への反省の下に提出されたもので、血液事業法を46年ぶりに見直そうというものです。日本の血液事業は、売血から献血への転換、世界から原料や製品を輸入して大量に使用される血液製剤の適正使用との戦いでもあります。
 
 昭和30年頃の売血常習者の健康悪化や、「黄色い血」問題、東京オリンピックが開催された昭和39年の3月に起きたライシャワー駐日アメリカ大使の刺傷事件に伴う輸血後肝炎感染問題、そして、昭和63年のエイズ予防法審議の折にも、「血漿分画製剤のための血液も含めて、医療に必要な血液はすべて献血で」との声がありましたが、いまだに達成できず、悲惨な薬害エイズも招きました。具体的な質問に入る前に、こうした経緯を話しました。とかく座っているだけになりがちな議場の議員、法律案の背景事情への理解を求め、法案への関心を高めてもらうことも必要だと思ったからです。

 質問の最後には、イギリスの社会学者ティトマスが、「献血は、健康な人から患者に贈られる無償の贈り物」で、利他的な「ギフト・リレーションシップ」こそ、貨幣経済の現代社会において必要とされる関係だと論じたこと。ところが、日本は、世界中から原料血漿や血液製剤を買いあさり、貴重な資源を浪費していることを指摘しながら、「そんな日本人の生き方を、本法律案の審議を通じて、真剣に問い直し、正していこうではありませんか」と訴えました。
 
 血液センター所長の経験もある坂口大臣には、世界に誇ることのできる血液事業体制を我が国において構築する、これ以上薬害は発生させないとの、決意の溢れた答弁を期待したのですが、国会審議等が立て込んで、少々お疲れのご様子でした。
 本会議の後も、衆議院厚生労働委員会での質疑があり答弁されていました。一日中、答弁が続くのですから、大臣も大変な仕事だと同情します。
 一方、平沼経済産業大臣が、バイオ政策の課題と政府の施策をたずねた質問に、原稿を見ずに真っ直ぐこちらを向いて、充実した内容の答弁をしました。「総理を狙っている人は、答弁の姿勢が違う」と感じさせました。

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4月7日(日)号
 
 阪神タイガースの快進撃は開幕7連勝で途切れましたが、すごい勢いです。日本シリーズは、阪神―近鉄の、大阪対決を願っています。
 ところで、阪神の選手のヘルメットに、「あしなが育英会」と白い文字が入っているのに気づかれましたか? 私が学生時代から取り組んできた、遺児たちの進学を支援する団体の名前です。星野監督からの申し出で実現したとか。心温まる応援に感謝しています。

 ■武部農水大臣の問責決議は否決
 
 心が寒々するのは、BSE問題での武部農水大臣の問責決議です。結局、公明党の欠席戦術で、決議は12票差で否決されました。
 しかし、前日に神宮の日本青年館で開かれた畜産農家や食肉店、飲食店関係者のBSE対策要求決起集会は、怒りが溢れていました。
 
 「感染牛がでた農家の方は、3代にわたって育ててきた60頭の牛を、検査だからとみんな殺され、周囲の冷たい眼もあり、村を離れて、行方不明です」「廃乳牛は処分できずに、骨だけになって立っている。庭に穴を掘って埋めたとか、サファリパークにお金を払って処分してもらった人もいる」と切実な訴え。国がBSE対策で支出した税金は2,000億円を超えます。関係業界の被害は4,000億円ともいわれます。企業倒産での被害を加えれば、数字はもっと大きくなるでしょう。
 一方、農水省の責任者であった元事務次官は、勧奨退職で割り増しの退職金をもらい、天下り先まで紹介されていました。やっぱり、変ですよね。

 ■社会保障のわかりやすい解説書が欲しい
 
 社会保障制度の再構築に向けての研究をしたいのですが、国会審議や、民主党の政調での仕事などが立て込んで、慌しく1週間が過ぎていきます。
 先日も、民主党大阪第1区総支部の年次総会で国政報告をした折、「若い人は年金を払っても、損をするからと払わない。どのように説明したらいいのですか」と尋ねられました。具体的な数字を持っていなかったので説明が不十分になりましたが、こうした疑問に答えられる資料の必要性を痛感。資料を用意して、出直します。

          *****3行報告*****

◆部落解放同盟大阪府連の定期総会で、中坊公平・大阪府人権協会理事長の言葉。「すべて運動は抵抗に始まり、要求につながり、連帯に結ぶ」。

◆視覚障害者でもある堀利和参議院議員が、環境委員長として、本会議場で委員会審議の報告を行いました。衛視さんの腕を借りて、演壇へ。点字の原稿を指でなぞりながら、堂々たる読み振りです。感動しました。

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3月31日(日)号


 桜の花びらが風に舞って、ベランダにも吹いてきます。
 大阪の桜の名所、桜ノ宮公園も満開です。ブルーシートを広げて、お花見の宴たけなわで、そばのホームレスのブルーテントと「青色」が混じりあっています。桜のシーズンは、ホームレスの皆さんには、新品のブルーシートが手に入るチャンスでもあるのです。

 「花より団子」ではありませんが、ODA問題をNGOの皆さんと考える会、略称「ODA・NGO」、おだんごの会が開かれるそうです。これは余談。

 ■押しボタン投票

 3月末は、年度末までが措置期限となっている法律の延長や、予算に関連した法案の審議が目白押しとなり、「国会も、株主総会みたいですね」と古参の秘書さん。28日の参議院本会議では15本の法律を可決しました。

 参議院本会議での投票は、ボタン投票となっています。衆議院は起立採決ですから、議員各自の投票結果は残りませんが、参議院では、すべて残ります。
 時々、賛成・反対のボタンを押し間違う人がいるようで、先だっても、「反対者1名」の表示が議場内に示された途端、みんな自分の投票ボタンを確かめていました。そして、隣の人の投票をのぞき、さらには前の席や、後ろの席も。まるで、穴から首を出した、プレーリードッグそっくりでした。

 ■年金特例法案審議
 
 28日の参議院厚生労働委員会では、物価が下落しても年金支給額を据え置く特例法案等が審議されました。
 いつも議論となる、無年金障害者問題も取り上げられました。国民年金が任意加入だった時期に、未加入の状態で障害者となった人は、年金が受けられないままになっています。なかには、「年金に入らなくてもいいですか?」と役所の窓口でたずねたら、「任意加入ですから」といわれて、家への帰路の途中で交通事故に遭い、車いすでの生活を余儀なくされている人もいます。福祉的な措置として、何とかならないかと思います。

 西川きよしさんは、拘置所に拘留中は(すなわち、有罪と決まってもいないのに)、年金の受給ができないのはおかしいと、昨年に続いて取り上げていました。「去年お聞きしたときは、検討中とのことでしたしたが、どうなりましたか?」。坂口大臣は「検討を続けておりまして、再来年の年金改定の時期にあわせて結論を出したいと思います」と答弁。1年かかって、答弁は後退しただけでした。

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3月17日(日)号
 
 
  ■厚生法案2本が立ち往生

 政府が提出する法案(閣法)は、閣議決定の前に、与党の部会で審議されます。いわゆる、与党審査です。そこでの承認がもらえないと、閣議に持ち出せません。そして、本通常国会で成立をめざす法案は、3月15日までに国会へ提出することとなっていました。
 
  ところがです。厚労省関係で2本の法案が立ち往生しています。1本は、国立病院の独立行政法人化の法案で、自民党部会で「法案内容に問題あり」と、ストップがかかりました。国立病院の独立行政法人化は、すでに省庁再編議論の折に決定されていたことなので、厚労省幹部は「何をいまさら」と、呆れ顔。恐らく、国立病院が民間病院の経営を圧迫していると、厚生族議員が議論を蒸し返したのでしょう。
 
  もうひとつ、いわゆる血液事業法にも、今度は保守党からクレームがつきました。こちらは、保守党の議員さんが、以前の総選挙での対立候補が、某血液製剤メーカーの御曹司だったこともあって、血液事業の内幕に詳しいことから、法案内容に疑問を呈したようです。これには、薬害エイズの患者団体が、「せっかくの血液事業法が、どうなっていくのかわからない」と不安顔です。
 
  いずれにしろ、役所による野党側への法案の説明は、さらにずれ込むこととなりました。「急に提出して、さあ、明日から審議してくださいはダメですよ」と、牽制球を投げています。
 
  この1週間も、ムネオウィークでした。それにしても、極秘文書を次から次へと放出する外務省って、変だ。 変といえば、参議院議員会館の入口に金属探知機が試験的に設置されました。政治への不満を持った人が多いから、不測の事態を想定してのことなのでしょうか?。ところで、議員会館に入館するには、入館証や面会許可書が必要です。議員の場合は、議員バッチが身分証明書の役割を担っています。実際には、「顔パス」が普通です。ところがです。先日、いつものように入館しようとしたら、衛視さんに止められました。バッチを見せたら、「失礼しました」と最敬礼。参議院議員7ヶ月。山本孝史は、まだ顔が売れていないのです。ちょっと、ショックでした。
 
  阪神が絶好調です。毎年、「阪神半疑」ですが、「ひょっとして」と思わせます。本会議場で隣席の江本孟紀議員に、「今年の阪神、いけそう?」。「南海はオープン戦の最下位から優勝した年もある」。そんな球団があったのなら、今年の阪神は、優勝確実。阪神ファンの皆さん、優勝パーティの準備を始めよう! それにしても、監督が変わると、こんなにもチームが変わるとは。総理も変わったら?
 
  19日の参議院厚生労働委員会で、坂口大臣に質問します。在外被爆者、薬害ヤコブ、スティーブンスジョンソン症候群、救急医療、看護婦国家試験、食の安全、高校生の就職問題などです。

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3月10日(日)号

 小泉総理に「感動した!」と褒められた貴乃花は、5場所連続での休場が決定。「横綱の引退表明と小泉総理の退陣は、同時決着なのかなぁ?」と思いつつ、「二人とも、早く仕事しろよ」と突っ込みたくなります。

■仕事したくてもできない高卒就職希望者

 過去最悪と報じられる高卒者就職内定率だが、昨年12月末現在でみると、岐阜の86.9%から沖縄の32.4%まで、地域差が大きいのも特徴です。
 文部科学省と厚生労働省は、指定校制や一人一社推薦の就職慣行の見直しを提起しましたが、「面接しても合否決定を引き延ばすとか、働いてみると、勤務条件が求人票に記載された内容と違うこともある」といった勝手な企業行動を放置したまま、18歳の高校生を、大学生と同様の就職環境に放り出すのは、かえって問題を、複雑で難解なものにします。
 各県の取り組みも調べて得た結論は、子どもの代理人を努める熱血先生、若者を育てる視点をもった企業の存在が、決め手ということ。 当たり前の原点に戻らなければ、何事も解決しません。

■微妙にすれ違う「仕事の分かち合い」

 ワークシェアリングを巡っての政労使の協議が続いています。
 政府は、労働時間を短縮して雇用を確保する「雇用維持型」も含めて、ワークシェアリングを採用した企業への助成金制度を検討しているそうです。
 しかし、補正予算の編成議論を避けるため、詳細の公表は予算成立後となるようです。

 雇用問題プロジェクトチームでの講演で、樋口美雄・慶応大教授は、「雇用の受け皿がない現状では、雇用維持型のワークシェアリングも仕方ない。しかし、その後の戦略が大切なのに、欠如している」と指摘されました。
あわせて、(1)労働時間など、現行法規の順守、(2)賃金は時間給ベースで考えるべき、(3)平均賃金の25%と極めて低水準にある最低賃金の見直しなどの課題を提起されました。実効性のある対応策の構築を急ぎます。


         ***** 3行報告 *****

◆ぷくぷく福祉会(吹田市)が作成した、カリフォルニア州での障害者雇用を促進するジョブコーチ紹介のビデオを、障害者WTで見ました。必見です。

◆離別母子家庭への養育費支払いを制度化できないか、法務省など関係省庁からヒアリング。米国では公費負担削減のため、結婚を勧める動きも出ています。

◆何度となく挫折した血液事業法が制定へ。産業振興と安全性確保を同一官庁が行う危険性は薬害エイズで実証済み。食料安全庁構想も危険だなぁと感じます。

◆机上のケヤキのミニ盆栽が、新芽をつけて眠りから起きだしました。植木鉢に植えたままのムスカリも、紫の頭を伸ばす。春がそこまで来ています。

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3月3日(日)号
 
 
  鈴木代議士の証人喚問を巡って、先週末の衆院予算委員会は、与党だけで審議が進む状態になりました。
 
 ■予算委分科会の見送り

  国会に政府が提出する法案(政府提出法案)は、提出前に、いわゆる「与党審議」が済んでいる。そんな理由から、与党議員は委員会審議で割り振られた質問時間を放棄し、審議時間の短縮を図ります。 そのため、与党議員には、質問の機会が限られています。そんな彼らにとって、予算委員会分科会は、貴重な発言の機会です。また、審議対象となっている法案に関連しない事項について、大手を振って質問できるのも、分科会の特色です。したがって、地元に関係する話題を取り上げて、質問する議員も多いのです。
 
  野党議員にとっても、自らが所属していない委員会の所管事項について発言の機会が与えられるのですから、普段から政府に問いただしたいと思っている事項を質問できる機会でもあります。そんな分科会に、鈴木喚問問題に関連してとはいえ、出席できないのは残念です。
 2月25日、高校の就職担当の先生方との懇談会を持ちました。田中誠太府議、北口裕文府議に手配していただきました。 高卒の就職が厳しいこと、フリーターの増加、3年以内に離職する人が中卒で7割、高卒で5割、大卒で3割の「753現象」等への対応策を検討するのが目的です。
 
  松原高校の池嶋先生は、生徒が希望する企業を、生徒に代わってそっとのぞきに行ったり、新規の就職先を飛び込みで開拓したりと、奮戦しておられます。名刺には、「進路保障部 就職担当」とあり、お話からも、生徒一人一人の能力や性格を踏まえて、ベストの進路を一緒に見つけて行こうとされる意気込みが感じられました。
 府立学校人権・同和教育研究会の陶山事務局長からは、「実際に勤務すると、求人票に記載された内容と違って、残業が多かったりする。雇い主は、そんなのは世間の常識と言うが、高校出たての子どもにとっては、納得しがたい。そんなことが離職につながる」と聞かされました。 お二人のお話を聞いていて、「人を育てるのは、人だ」と痛感しました。
 
  小泉総理は「米百俵の精神」で、教育に力を入れるといいましたが、政策としてはまったくといっていいほど、無策です。例えば、日本育英会などの奨学金予算は減額され、有利子の奨学金ばかりになっています。民間の奨学団体も、景気の低迷から原資不足となり、貸出額が減少しています。文化芸術予算も乏しいまま。
 国会で毎年繰り返される、政治の疑惑解明劇からは、「大人は、若い人を育てようとしている」というメッセージが伝わってはいきません。

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