メールマガジン「蝸牛のつぶやき」バックナンバー
               
(vol.11 2003年7月、8月)

8月31日(日)号

 日本私鉄労働組合(私鉄総連)関西地方連合会の定期大会が兵庫県の城崎温泉で開催され、民主党大阪府連を代表して出席しました。

 私鉄総連は、社会党時代から続く、社民党の熱烈な支持労組です。大会には土井党首が来られ挨拶されました。マスコミを通じて土井党首のお考えに触れることはあっても、そばで直接にお話を聞くのは久しぶりです。

 イラク戦争での米軍への支援、有事法制など、軍事的に前のめりの自民党政治を批判し、「小泉さんは総裁選の公約に改憲を掲げたが、それで小泉政権の本質が露呈した。次の総選挙は憲法が争点」と訴えました。次期総選挙でも独自候補の擁立を進め、民主との候補者調整には消極的だと感じさせる内容でした。挨拶に立った他の社民党議員も、「社民党支持者が一人でもおられる限り、頑張ります」といった内容の挨拶をされました。

 そうした気持ちはわかるのですが、なぜ社会党が、次期総選挙で党の存在をかけなければいけないような立場に追い込まれたのか。社会意識の変化、支持団体の変動など、様々な要因があると思いますが、私は、自民党と連立政権を組んだことが大転換点(大間違い)だったと思います。

 一昨年の参院選で社民党は、私が立候補した大阪選挙区での独自候補を擁立せず、実質的に私を応援いただいたと理解しています。したがって、私には民主・リベラル勢力の接着剤としての役割があるように思っています。
国会での発言時間は所属議員数に比例しますから、大きな活動はできないとしても、議員が減れば、国会での意見表明の機会は、ますます少なくなります。土井党首のお話を聞きながら、頑固な姿勢を評価しつつ、どのような結果をもたらすのかと考えていました。


■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 8月25日(月)
 上京。年金改革案で厚労省年金局と協議。

◆ 8月26日(火)
 帰阪。木村正治・東大阪市議予定候補者の決起集会に参加。「山本さんの参院選での街頭演説を聴いて、頑張ろうと思いました」と言われ、ビックリし、感激。雨男らしく、今夜も大雨でした。

◆ 8月27日(水)
 私鉄総連関西地連の定期大会で城崎へ。大会は朝の10時から。「何時に大阪を出たらいい?」「電車なら5時半、車なら6時半です」。なんでやねん!? 「温泉地に朝に着く特急や急行はない」。トリビア!

 スタッフに、そんなに早くから仕事をさせるのも悪いし、往復7時間も車を運転してもらうのも、しんどいだろうとなと思いながら、城崎温泉のホームページを見ていたら、「大阪から飛行機でお越しの場合」との文字が目に飛び込んできました。

 但馬コウノトリ空港。但馬の農産物を運ぶ飛行場で、冬場は半分以上が天候不良で欠航したことで有名な飛行場。現在は、誘導装置が置かれて欠航はなくなったとか。一日2便、大阪・伊丹空港との間を、36人乗りの双発プロペラ機が飛んでいます。好奇心いっぱいで伊丹へ。

 出発案内の掲示板に「天候調整中」。悪くはない空模様なのに、なんでやねん?!「大会に間にあわへん」と心配していたら、「飛びます、飛びます」のアナウンス。
 乗客は9名。30分の飛行時間で到着したコウノトリ空港は、山の上の立派な飛行場でした。運賃は10300円。地元の人は補助が出て、4000円で乗れるそうです。こりゃまた、なんでやねん?! 公共事業、地方の交通網整備、考えました。

◆ 8月28日(木)・29日(金)
 年金制度改革案と格闘する日々。


◆ 8月30日(土)

 10時、大阪第19区(泉南地域)総支部長、長安たかしさんの後援会設立総会。東大卒の商社マンが、一念発起して政治の世界へ。35歳の好青年の気概と、それを支えた家族の心に、想いをはせていました。

 15時、八尾河内音頭まつりパレード出発式。久しぶりに八尾市の皆さんにご挨拶。

 19時、松嶋晃・東大阪市会議員後援会の決起集会。東大阪市の行政課題にともに取り組みましょう。人権擁護法案と、地元での人権侵害事案にも共闘します。

 20時、松崎とおる・大阪市会議員後援会の盆踊り。踊りの熱気と、支持者の熱気が重なり合って、区民まつりかと思うほどの賑わい。

◆ 8月31日(日)

 9時、今西良一・守口市長候補の出陣式。

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8月24日(日)号

 19日の朝、菅代表、岡田幹事長、枝野政調会長に対して、峰崎税制会長とともに、民主党の年金改革案を説明しました。

 結論は、「もっと判りやすく」「もっと改革のスピードを上げて」と注文が付いて、もう一度練り直すことに。現行制度を無視して、白地に絵を描くなら、どんな絵も描けます。しかし、制度を勉強していくと、制度改正の変遷や、旧制度から新制度への移行をどうするかなどに頭が行って、なかなか斬新な案はできません。やっぱり、菅代表らは政治家だなと、変に感心をしました。

 その場で、政府が約束している来年度の基礎年金国庫負担率の引き上げについても議論しました。菅代表は「引き上げが困難なのは、小泉内閣の失政によるもの。民主党が政権を取っても、来年度に一気に引き上げるのは無理。できないことをマニフェストで約束して、政権政党になったらどうする」と裁断。

 政権交代を視野に入れての現実的な議論に、背筋が伸びました。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 8月18日(月)
 大阪市長が3選不出馬との新聞報道。
民主党の大阪市議団によれば、「市長は不出馬の意向は持っていた。9月に友好姉妹都市であるメルボルンでの記念式典に出かけた際に、同行する議員団と相談するつもりが、新聞のスクープで発表が早まった」とか。
後継には助役の名前が挙がっていますが、「有能ではあるけれど、70歳手前ではね」と、首をかしげる人も多いようです。それに、ずっと庁内からの登用が続いていて、風通しが良くないと言われています。
私もチャンスがあれば立候補したいところですが……。

◆ 8月19日(火)
 高速バスの運転手が飲酒していた事件。衝撃的ですが、同じ道を、刺激の少ない夜間に長時間走るとなれば、深夜放送や無線通信などでは、飽き足らないのでしょうか。乗客の命を預かっているプロのドライバーとしての責任感がなさ過ぎます。会社側もドライバーが安全運転に徹することができるような体制を早急に整えるべきです。

 交通事故議連の活動がちょっと中休み状態。政治日程が混んではいますが、臨時国会では再開したいと思います。

◆ 8月20日(水)
 バクダッドの国連事務所がテロに遭い、将来の国連事務総長候補と目されていたデメロ氏などが死亡。イラク攻撃の根拠とされた大量破壊兵器も確認されず、イラクの脅威をあおる報告をしたと米英で問題になっています。小泉さんは自衛隊の派遣を年明けに先送りしましたが、物事は始めるときより、終わるときの方が難しい。開戦前に、もっと慎重な姿勢が、ブッシュ大統領にも、小泉総理にも求められたのではないでしょうか。

 夕刻、沢たまきさんのお別れ会に参列。その後、帰阪。

◆ 8月22日(金)
 中国残留日本人の継子や養子家族が、国外退去を求められたり、入管に収容されたりしている問題で、支援者らが集会を開き、参加しました。

 父親が将来を悲観して自殺を図った石さん(来日して7年)は、「父は中国に帰国したら死んでしまう。私も中国に帰っても学校には行けないし、仕事もできない」と、はっきりとした日本語で訴えました。
 夫と大学生の息子が茨木市の入管センターに収容されている魏さんは、「20才の誕生日に収容されて、今日で1年。青春の貴重な時間を奪われてしまう。息子の代わりに私が収容されてもいい」と切実な思いを述べました。

 いずれのケースも、中国では実子も養子も同じ扱いで、家族であるかどうかを重視するのに対して、日本では血縁関係がないと、長年一緒に暮らしていても家族と認めないという、家族の定義の違いから生じた悲劇です。

 中国残留邦人に関しては厚労省が担当し、入管業務は法務省が担当するという縦割り行政のひずみが生み出した人々。不法入国や不法滞在が少なくないことも理解はしますが、家族の絆を引き裂くような行政のあり方は重大な問題と受け止めています。

◆ 8月23日(土)・24日(日)
 年金制度改革案と格闘する日々。

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8月17日(日)号

 この夏、日本新党から衆議院議員に初当選してから満10年を迎えました。

  「失われた10年」と言われますが、私にとっては、国会内の旧習を打破し、政治を官僚から市民の手に取り戻すための10年でした。薬害エイズの真相解明と薬害の再発防止、臓器移植法と医療の質的向上、年金や介護保険法など、自分なりに厚生や労働の問題を中心に全力で頑張ってきたと思っています。
 ただ、細川内閣のあまりに早い退陣、新進党の結党と解党、その後の民主党への合流など、政界再編の流れには戸惑いました。

  今また政界に地殻変動が起きようとしています。これまでの再編の過程で得た苦い教訓を活かして、今度こそ政治的な時間の浪費を生まないようにする。その一員として頑張ります。

 民主党は、次期衆議院選挙に向けて、一次公認候補者を発表しました。「若い!」 30代、40代が主流です。太平洋戦争の傷跡も、大学紛争も知らない世代が国会の中心になりつつあります。そんな流れだからこそ、戦争こそ体験はしていないけれど、戦後を背負って生きてきた人たちの生き様を見て来た団塊の世代の一員の私には、大きな仕事が任されているように感じます。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 8月12日(火)
 私のホームページが、突然に開かなくなりました。プロバイダーのコンピューターに異常が発生したのが原因のようです。深夜2時を回って、「復旧しました」とのメールが届きました。話題のウイルスが攻撃したのかどうかは判りません。ご迷惑をおかけしていないでしょうか?

◆ 8月14日(木)
 米国では、カリフォルニアの州知事選挙に、なんと247人が立候補書類を提出したとか。日本でも埼玉県知事選に8名が立候補。活気があっていいですね。
 「出たい人はみんな出よう」と言えれば良いのですが、政党としては、衆議院の小選挙区候補者を1名に絞らなければなりません。合流を予定している民主党と自由党の候補者が、大阪では3つの選挙区でぶつかり、近々、調整のための調査が行われることになっています。私が住んでいる大阪1区では、両候補者とも宣伝車を走らせたり、チラシをポストに入れたりと、名前の売込みに本番さながらの活動です。
 選挙に「出たい人より、出したい人を」とは言うものの、出たい人すら少なくなったご時世です。このままでは、国会の本会議場は官僚出身者や2世議員などで埋まってしまいます。自らの体験からも、普通の市民が政治の舞台に立ちやすい方策が必要だと痛感します。

◆ 8月15日(金)
 アメリカの北西部で停電。デトロイトからニューヨークまでというから、ほぼ日本全域が停電したようなもの。テロかと心配しましたが、原因はコンピューター制御の問題だったようです。コンピューター社会の恐ろしさ、もろさが露呈されました。今後も、こうした事態は起きるでしょう。冷静に行動したアメリカの人々に学ぶことも多いように感じます。
 日本は冷夏で、電力危機が表面化していませんが、もし、フランスのように40度を超える日が続いたら、日本も真っ暗な夜になっていたのでは? 電気なしの暮らしなど考えられないのですが、急にランプの明かりと、薪で炊いたご飯が恋しくなりました。

◆ 8月16日(土)
 政府は、岡本補佐官のイラク派遣を延期すると発表しました。アメリカ軍は占領軍だから、イラク国民の自尊心を傷つけています。したがって、イラク国内での外国人部隊への攻撃は止まないでしょう。「私は、あなたの味方です」と宣伝しても、自衛隊も軍隊です。攻撃対象となります。
 小泉総理は、自らの見通しの甘さを認め、自衛隊の派遣時期を模索するより、NGOなどの活動支援に力を入れるべきです。そのことの方が、イラク国民に歓迎されるのではありませんか。

◆ 8月17日(日)
 今日も東大阪市議選に向けて、予定候補者の事務所開きがありました。
 
 NHKの朝のニュースで、あしなが育英会が開催している「7カ国の遺児の交流会」の模様が紹介されました。交流会には、イラク戦争やアフガン戦争、アメリカでの9・11テロで親を亡くした子どもたち40名が参加。テロで父親を亡くしたアメリカの少年と、アメリカ軍の攻撃で同じく父親を亡くしたイラクの少年は、4日間のキャンプ生活を通じて、「戦争はして欲しくない」との思いを確かめ合ったようです。最初は顔を合わせようとしなかったのに、最後は無言で抱き合いました。
 この子達が、いつか地球から戦争をなくしてくれる。そんな日が来るに違いないと思います。

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8月10日(日)号

 国民年金の収納率が6割まで落ちたことを受けて、厚労省は「国民年金特別対策本部」(本部長・坂口力厚労相)を設置。07年度までに80%に引き上げることを目標に、強制徴収も含めた対策を講じるそうです。
 目標が80%だというのですから、最初から諦めムードが漂っています。13300円を40年間払えば、毎月6万7千円を、65歳以降ずっともらえる、極めてお得な話なのですが、「明日の糧より、今日の一食」が優先する。そんな懐事情を考えれば、国民年金は現行制度体系のままでは存続不可能です。

 一方、財務省の林正和次官は4日の記者会見で、2004年に予定する年金制度改革について、官邸主導で意見集約を目指す意向を示しました。基礎年金の国庫負担割合(現行3分の1)の2分の1への引き上げは、政治的決着が求められる問題ですが、だからといって、社会保障審議会年金部会での議論を飛び越して、官邸主導で年金改革案をまとめるというのは、どうかと思います。医療保険制度改革では「三方一両損」と言った小泉総理ですが、今度はどんな「目くらましフレーズ」が使われるのでしょうか。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 8月4日(月)
 中之島の中央公会堂で、「水都能」と「水都狂言」が開催されました。茂山千之丞さんらの狂言「濯ぎ川」と「鈍太郎」、大槻文蔵さん、福王茂十郎さんらの観世流能「船弁慶」を楽しみました。日本の伝統文化に触れてほしいと、出演者の皆さんは、全国の学校や公民館での巡回公演を続けています。「興味のある人は来てね」とアナウンスされた学校では、7人しか生徒が来なかったそうですが、もったいないですね。日本の伝統芸能や文化に触れる機会を、もっと増やしたいものです。

◆ 8月5日(火)
 大阪9区選出の大谷信盛代議士を囲む集いに出席。通常国会での小泉内閣の問題点を鋭く指摘し、政権交代を力強く訴えた大谷代議士に、大きな拍手が寄せられました。

◆ 8月6日(水)
 1週間ぶりに上京。連合の小島生活福祉局長が来室。先日の年金シンポジュウムで発表した民主党の年金改革案について意見交換。

 18時半から、文化放送主催の「政治塾」で、野田聖子代議士とともに「議員立法」について講演。野田代議士は「与党だと、議員立法したくでもできない」、私は「野党は議員立法を提出できても、成立は難しい」とそれぞれの悩みを訴えました。参加者は、政治的意識の高い「普通の社会人」のようでしたので、「こんな法律があればと思ったら、すぐ知らせてね」とお願いしました。国会議員となって10年。普通の市民感覚を失わずに、プロとしての政治家の経験を活かした立法活動を続けたいと決意を新たにしました。

◆ 8月7日(木)
 年金改革について、新聞社からの取材を受けつつ、記者さんと意見交換。
16時30分から、衛星放送の朝日ニュースターで、川名紀美キャスター、駒村・東洋大助教授と「クロストーク」。私は「年金制度が変わっても、基礎年金の給付(現在は月額6万7千円弱)だけは維持しなければならないと思います。年金改革の要諦は、サラリーマン年金の給付額や保険料の水準よりも、国民全員に保証されている基礎年金をいかに維持するかです」と話しました。

◆ 8月8日(金)
自宅で資料の読み込み。

◆ 8月9日(土)
 沢たまき議員逝去のニュースにびっくり。参議院厚労委の理事として、ご一緒に活動させていただきました。委員会で質問される姿は、まさに誠実そのもの。子どものことや、普及に力を入れておられた音楽療法のことになると、さらに熱を帯びました。愛煙家でした。健康増進法が施行されたから、「委員会室内でタバコを吸わないで」と彼女のヒット曲にのせて、やんわりとお願いした時の、ちょっとすねた仕草が目に浮かびます。ご冥福をお祈りいたします。

◆ 8月10日(日)
 東大阪市議の寺田広昭議員、松嶋晃議員が、9月の改選に向けて後援会の事務所開き。東大阪市を訪問したばかりの小泉総理に対する参加者の評判はイマイチでした。東大阪市発展のための受け皿作りに、両議員とともに私も頑張ります。

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8月3日(日)号

 民主党は、マニフェスト(政権公約)づくりを急いでいます。

  当初、マニュフェスについて上層部からは、「各部門で2、3選んで、数字や達成年度、財源等を書き入れてください」との指示でした。この指示に従って、厚生労働部門では、厚生、労働、子どもの各分野でひとつずつテーマを選ぶことにしました。


  ところが、時間の経過とともに、マニフェストに取り入れてと、自薦他薦が続出。玉石混交の様相を呈しています。国民の受けを狙ったとしか思えない案も出てきました。高速道路の無料化、医療費自己負担を2割に戻すなどです。


  私は、細かな約束事が並ぶよりも、民主党とは何か、何を目指しているのかが明らかになるような事項をマニフェストにすべきだと思います。要するに、細々とした事項を羅列するのではなく、民主党の理念、党是を表す事項を掲げればと思います。
例えば、男女共同参画社会の実現は、民主党の大方針です。実現のための方策はいくつもあるでしょうが、その中から、これというものを選んでマニフェストにしてはという提案です。私案では、職場における男女雇用の均等待遇の実現はどうでしょうか。


  年金の問題を勉強していますと、所得税の不公平さが、社会保障制度改革を阻む諸悪の根源とさえ思えます。「公平・公正な社会の実現」も、民主党の党是と思いますが、「不公平税制を解消する」ことも大きな柱だと思います。税制は国の根幹です。税制に関して、どのようなマニフェストを掲げるか。それによって、党の性格や目指す方向性も見えると思います。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 7月28日(月)
 190日間の通常国会が閉幕。イラク支援特措法では強行採決の混乱や、牛歩もどきがあり、話題となりましたが、小泉総理をはじめとして、乱暴な答弁が繰り返され、国会での論戦は低調だったと感じます。衆議院の解散総選挙がちらついてくると、衆議院議員は選挙モードに入り、地元に張り付くでしょう。ますます国会論戦が希薄になりそうです。こんな時こそ、参議院議員の出番です。頑張ろう!

◆ 7月29日(火)
 日赤の汚染血液素通り問題で一言。
 昨年の通常国会で、新たな血液事業法を制定し、安全な血液製剤供給に関する国と日赤の責任が明確化されました。その際、私は法案担当者として、薬事・食品審議会の血液事業部会に患者代表を加えることを要求し、8名の委員のうち2名が患者代表となりました。今回、その人たちの一声で、ようやく日赤が重い腰を上げ、遡及調査を行うことになりました。国の施策を協議する場に当事者が加わっていることが極めて重要と、改めて痛感します。

 また、今回の事件が表に出るきっかけとなった献血者は、普通は一か月以上の間隔を置いて献血すべきところを、二週間で献血しています。ウイルス感染が確認できない期間があるのだから、本来は、一定の間隔を置いて献血を受け付けるべきです。無理を承知で献血量を確保しなければならない日本の献血体制や、その裏側にある血液製剤の乱用問題に目を向けるべきです。

◆ 7月30日(水)
国立の重度知的障害者の大規模入所施設「国立コロニーのぞみの園」で、入所者500人のうち3〜4割の人たちを出身地のグループホームなどに移すことが決まりました。今春、同施設の独立行政法人化に関する法案を審議した折、私は、「国が率先して、障害者が地域で生活できるようにすべきなのに反対の対応をしている」と、善処を求めた結果です。各地域での受け皿を十分に整えるよう求めます。

◆ 7月31日(木)〜8月3日(日)
 昨日、連合主催の年金シンポに出席し、東京での日程はひと段落。地元の大阪に戻ってきました。これからは、秋と想定される衆院の解散総選挙に向かって、民主党大阪府連の体制整備に力を入れます。
また、年金改革や救急医療の充実、自殺防止のプログラム作りなど、懸案となっている政策課題の勉強にも、スピードを上げて取り組みます。

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  7月27日(日)号

 民主党大阪府連の第5回定期大会に、党本部から枝野幸男政調会長が来られ、話題のマニフェストについて話されました。
 小泉“大統領”は「自分の公約は、自民党の公約となる」と発言し、「抵抗勢力」は、「小泉発言は、自民党として裏打ちしたものではない」と反発しています。いったい全体、小泉発言と自民党の公約の、どちらを信じればよいのでしょうか。一方、民主党のマニフェストは、党全体で決めます。そこが、小泉発言との違いです。
 マニフェストは、政権政党が次の総選挙までの4年間に実施する政策をまとめ、財源や期限を明示し、具体的な数字を織り込こんで有権者に公約として示すものです。

  枝野政調会長は、「強い日本を創る」「今、日本に求められているのは、強さだ」と言われました。治安の良さ、教育の高さ、ものづくりの技術、いずれも「強い日本」の根源だった。その日本を弱くしたのは、政官業の癒着構造であり、利権に巣食った自民党の政治だったと言います。

 私は、同じ強さでも、「しなやかな強さ」が必要と思います。お互いに違いを認め合い、多様な生き方のできる社会。共生、人権、環境などが中心にすえられた公約を目指したいと思います。
また、公と民の関係を整理しなおすことも大切です。規制と競争。相反する事項ですが、きちんとした整理が必要です。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 7月23日(水)
 
自由党との合併をニュースで知りました。
 社民、共産と、野党陣営が苦しい立場に立たされているなかで、11月にも予想される総選挙で野党が伸びるには、一体となった戦いが必要と判断されたのでしょう。

  野合と批判する声もありますが、自由党の主張は、民主党の幅広い考え方の内側に基本的には収まります。ましてや国会では、一致して投票行動に臨みますので、心配いただくような事態にはならないと考えます。
 選挙区での候補者調整を急いで、選挙態勢を整えます。


◆ 7月24日(木)
 
イラク支援措法案を巡って、最後の攻防が始まりました。
 9時45分、川口外務大臣の問責決議案を提出。10時からの予定だった参院外交防衛委員会は開会が延期されました。 

 一方、ヤミ金融規制法案を審議している財政金融委員会や、請願の審査などのための各委員会の開会については与野党間で合意ができて、各委員会を開会。川口外務大臣の問責決議案を処理する本会議は、夕方以降に開会することになりました。

 午後6時、参院本会議開会。川口外務大臣は、真っ赤なスーツで登壇。討論、記名採決。途中で、昔を思い出した議員が牛歩を始めました。物理的な抵抗戦術を採ると、与党側は議案の取り扱いを決める議院運営委員会で、野党が提出する予定の問責決議などの上程を多数決に物を言わせて否決するため、国対から、牛歩禁止の指示が出ました。その時点で、今度は、石破防衛庁長官の問責決議案を提出。

 午後9時、本会議再開。石破防衛庁長官の問責決議案を審議。討論、記名採決の結果、否決。ならばと、福田官房長官の問責決議案を提出(イラク支援特措法に関係している大臣は3人います)。

 午後11時16分、本会議再開。福田官房長官の問責決議案を審議。
 審議の途中で、深夜の0時を回るため、いったん議事を中断して、「延会」の手続きを取ります。11時50分、議員は一度、本会議場から退席。0時10分に再び議場に入り、25日の本会議を開会。

 前日(といっても、つい30分前までの話ですが)の続きを行って、福田官房長官の問責決議案を討論、記名採決して否決。午前1時30分、ようやく24日の議事は終了しましたが、議長は「これにて本会議を休憩とします」と宣言。「散会」といってくれれば、25日の本会議は開かれないのですが、そんな言い間違いはしませんよね。


 7月25日(金)
 
10時、参院外交防衛委員会が一日遅れで開会され、審議を開始。午前中の2時間の審議が終わったところで、今度は衆議院が内閣不信任案を提出。参議院での審議もストップです。

 夕方5時に衆院本会議で討論、記名投票の結果、内閣不信任案は否決。この時点で、衆院での抵抗の術はなくなりました(衆院議員の禁足も解除)。

 再び舞台は参院に戻って、5時30分から、外交防衛委員会で総理も出席しての締めくくりの審議。予定は2時間ですから、7時半前後には与党の強行採決となる見込みとなりました。

 法案が審議されている第34委員会室は、小さな部屋です。参院では、マスコミの取材が、委員会室内の議員席の後ろからでも認められているため、いっそう部屋が狭くなっています。応援に駆けつけた野党議員が、委員会室内に入れないようにとの作戦もあったようです。 そして、委員長席は、大仁田厚議員や田村耕太郎議員ら屈強の自民党議員が、ぐるりと取り囲んでいます。この時とばかりの、すごい防衛網です。

 「どうしても自衛隊を派遣するなら、総理や国会議員の子息を先頭に送るべきだ」と、最後の質問者、大田昌秀議員(元沖縄県知事)が質問を終えたところで、まず総理が退席(やっぱり、逃げ出すのです)。

 部屋を出た時点を見計らって、松村委員長が「質疑は終了したものと認めます」と言い終わるか終わらないかのうちに、怒号が入り乱れて、後は、ご承知のとおりです。

 野党は、採決無効を議長に訴え、松村委員長の解任決議案を提出。
 午後11時、参院本会議開会。財政金融委員会のヤミ金法などを可決した後、松村委員長の解任決議案を審議。再び延会手続きを経て、26日の午前1時40分、イラク支援法案は成立しました。

 戦闘の行われていない地域はどこかと聞かれても、「私に聞かれても分かるわけがないでしょう」。「殺されるかも知れないし、殺すかもしれない」。こんな無茶苦茶な答弁でも、議事は止まらない。開戦の理由にされた大量破壊兵器は、未だ見つからない。そう追及されれば、「フセイン大統領が見つからないからといって、フセイン大統領がいなかったは言えない」と、これまた詭弁を弄する小泉首相です。

 派遣地域も、派遣先での業務も、米国の指示に従うというのだから、実質は、米英占領軍への後方支援であって、イラク国民への直接的な支援ではありません。総選挙前の派遣は、選挙に不利に働くと、派遣時期も政治日程を優先するなかで決められるのです。

 謙虚さを欠いた大臣答弁の連続なのに、国会の内外での反応は鈍いままでした。衆議院の審議段階で廃案を目指した取り組みがあったら、違った展開があったはずです。中途半端な対応では、国民の支持は得られません。
 
 NGOが、外務省からの資金が途絶えたので撤退するとの報道がありました。自衛隊を送るより、NGOの活動を支援するほうが、今すぐにでも、本当の意味でイラク国民のためになる貢献ができるのではないでしょうか。


◆ 7月26日(土) 
 
民主党大阪府連第5回定期大会。活動報告・決算、活動方針・予算案を審議し、いずれも満場一致で可決。役員改選の結果、新代表に平野博文代議士、幹事長に冨田健治・大阪府会議員が選任され、私も、衆議院選挙を控えた政治事情から、代表代行に指名されました。

◆ 7月27日(日)
 9月に行われる東大阪市議会議員選挙に向けて、久保武彦市議の新事務所開き。夕刻からは、川口優・大阪市会議員の副議長就任を祝う会。その足で、上京。

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7月20日(日)号

 いよいよ、延長国会も7月28日の会期末を間近に控え、22日からの1週間は、与野党の攻防が激しくなります。

 焦点は、小泉内閣不信任案の衆院での扱いです。衆院で不信任案が提出されると同時に、参院でのすべての動きが止まります。目下のところ参院では、政府提出の重要法案のうち、生保の予定利率引下げ法案は可決成立となりましたが、イラク支援特措法は審議中。関係閣僚の問責決議案や内閣不信任案の提出次第では、小泉総理は、イラク法案の成立を捨てて、「ならば、衆院を解散して国民の信を問う」と決断をするかもしれません。解散総選挙の間に、「いまだに戦闘状態にある」イラク情勢が新たな展開をして、賛否両派にとって良い結果がもたらされる可能性があると考えれば、成立を捨てての解散は選択肢としてあるでしょう。

 国会議員の顔ぶれが新たに定まり、新たな任期をスタートさせない限り、財政再建や社会保障制度の改革などで生じる「痛み」を国民に説明する気概を国会議員が持てないとすれば、早めの解散総選挙のほうが望ましいとも言えるでしょう。

 9月20日といわれる自民党総裁選、臨時国会の開会、10月26日の衆院補欠選挙と政治日程は混み合っていますが、すでに解散風が吹いている衆議院では、11月末までの総選挙は必至です。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 7月15日(火)
 参院厚労委メンバーで、八王子医療刑務所と都立松沢病院を視察。
八王子医療刑務所では、病気や精神障害のある受刑者が治療を受けています。厚労委の国会議員が視察に来たのは初めてとのこと。厚労省の指定も受けた病院ですが、治療費等は健康保険ではなく、国費でまかなわれています。治療機器や検査機器も旧式のままで、近代的な病院を見慣れている者には、発展途上国の病院に来たような錯覚を覚えます。所長らは「医療スタッフを充実して欲しい」と懇願されましたが、刑務所を所管する法務省の対応は鈍いようです。

 松沢病院は、日本の精神医療の出発点ともなった病院。院内の病棟を視察。1000名を超す入院患者のなかには、殺人を犯した人も40〜50人いるそうですが、特別扱いされず、他の患者と一緒に同じ病棟で処遇されています。車イスを利用する高齢の患者が増えたのに、病室や廊下が狭いなど施設の老朽化が目立ちます。病棟の新築を計画している病院側にとって、心身喪失者医療観察法案は、建設費獲得のためにも、成立させたかった法案だったという印象を受けました。

◆ 7月16日(水)
 8時、総合雇用対策特別政策会議。不当労働行為審査制度について、厚労省からヒアリング。「労働側に好意的な姿勢の労働委員会では、労使紛争の調停に時間がかかりすぎる。最初から裁判所で審理して、短時間での決着をつけよう」という考えに基づいて、議論がされているように感じます。

 10時、参院本会議。民主党提出の、竹中平蔵経済・財政担当大臣問責決議案を処理。自民党議員は「決議案を出すタイミングが悪い」と批評。一部の自民党議員が「造反」したことからも、竹中大臣への風当たりは与党からも強いようです。

 17時、超党派年金勉強会。6月の公開シンポジュウムを受けて、基礎年金国庫負担率の2分の1への引き上げなど、与野党の枠を超えて合意できる事項を再確認し、財政再建を優先させる財務省に対抗する意思を、超党派年金勉強会としても明確にしました。出席者の会話からは、同じように「スウェーデン方式」といっても、意味するところに微妙な違いがあることがわかり、議論の難しさを感じました。

◆ 7月17日(木)
 早朝5時、長尾たかし・大阪府連第14区総支部長が、近鉄八尾駅前で、深夜11時までの「始発から終電までのマラソン演説会」を、地元府議や市議と開始。がんばれ!

 8時、医療問題PT。政府の改革案と、民主党の改革案を突き合わせて、比較検討。

 13時30分、参院厚労委。質問に立ち、生活保護、年金改革、社会保険庁の付加給付年金の過払い・未払い問題、HIV感染拡大の現状認識と対策について質問。詳細は、HPをご覧ください。

 17時、枝野政調会長を交えて、民主党年金改革案を討議。基礎年金改革(まず国庫負担率の引き上げ、報酬比例年金への一本化)について、概ね合意をいただきました。引き続いて、細部の詰めを行います。

◆ 7月18日(金)
 8時、税調・年金PT合同会議。空洞化の進む国民年金の改革が、年金改革の基本となることを確認し、定額制の国民年金を定率の保険料とする、また、基礎年金の国庫負担率の引き上げを目指すことを再確認しました。
9時30分、連合の呼びかけで開かれた連合推薦議員の懇願会。連合側からは、年金問題が来年の通常国会の柱と、年金改革実現への激励を受けました。

◆ 7月19日(土)・20日(日)
 大阪民社協会第9回定時総会に出席。来賓の米沢隆・民社協会会長(衆院議員)は、6年半ぶりに国政に復帰して、「国会で真摯な議論がなされていない。言葉だけで内容がなくなった。昔は、大臣の答弁が重く、ワクワクしてものだ。小泉総理は、いい加減に答えている。これでは、国民の期待する議論はできない」と、ずばり核心を突く挨拶をされました。
地元神社の夏祭り、「花のボランティア」の例会、結婚式と地元行事に参加。

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7月13日(日)号

 生活保護費の水準を、厚労省は引き下げる方針と報じられました(7月13日付朝日新聞1面)。景気低迷を受けて、生活保護受給者は増大し、厚労省や財務省にとって、予算編成上のネックになっています。「子育てしない者に、福祉で面倒を見ることはない」「罪を犯した子の親は、市中引き回し」などと、閣僚の暴言が続く小泉内閣ですから、「生活保護費はもっと減らせ」との大合唱になりそうです。しかしながら、生活保護率の上昇は、小泉失政の結果です。また、社会構造の大変革の犠牲者とも言えます。何と言っても、財政難での予算編成をクリアするために、社会保障水準を切り下げるというのは本末転倒です。これまでも、生活保護水準を巡っては幾多の裁判が重ねられてきましたが、何か拠り所があるわけではなく、極めて政治的に決定されています。社会保障審議会で審議されるそうですが、国民生活の最低保障水準(ナショナルミニマム)を巡る議論で、拙速に結論を求めるべきではありません。 

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 7月7日(月)
 参院でのイラク特措法案の審議が始まりました。本会議開会を告げるベルが鳴る前から、小泉総理、福田官房長官が本会議場に着席。「さあ、参院で審議だ」と、気持ちが高ぶっているのでしょうか。しかし、と予定されていた質疑時間は、総理の答弁が短くて、1時間半で終了してしまいました。どこに派遣するのか、何をするのか。それすら決まらないままに、自衛隊の派遣だけが決定される。国民の4割が自衛隊のイラク派遣に反対というのに、国会は、国民の意思と違う方向で動いています。

 自民党の代表質問は舛添要一議員。「比較的安全といわれるバスラ地域は英国軍が展開しているが、日本は英国軍との共同行動の経験がない。自衛隊は、(気心の知れた)アメリカ軍が展開しているバクダッドに派遣するのが良い」。100%安全でないから自衛隊を派遣するとの理屈もどうかと思いますが、舛添議員の主張も屁理屈に聞こえます。「現地政府の樹立がなく、国連主体の復興支援でもないから兵を派遣しない」としたインド政府の方針は極めて明瞭です。

 ところで、国会議員が起訴されれば、議員歳費を支給しない方向で各党が検討しているとか。起訴段階では推定無罪のはず。歳費の支給停止は変な話です。問題の根本は、問題議員を辞職させられない政党の体質にあるのです。所属政党が問題議員を辞職させれば解決する話を、歳費の支給停止にすりかえてはいけません。

 ◆ 7月8日(火)
 参院厚労委の理事会。精神障害者福祉の現状を巡る議論を深めるため、日本精神病科病院協会の会長に、参考人として委員会に出席することを求めています。先方からは、「出席するか否かを理事会で協議中」との返事があったとか。要は、会長の日程上の問題ではなく、別の理由で出席を渋っているようです。国会に参考人として呼ばれても、あれやこれやと理屈を付けて拒否する。信じられない行動です。国民への説明を回避しているのと同じだということが判っていないのでしょうか。国会の権威は風前の灯火です。

 厚労委と内閣委が合同で、少子化対策基本法と次世代育成支援法を審議。社民党の大脇雅子議員が、法律に使われている「家庭」と「家族」の定義について説明を求めました。法律に書くなら定義があるだろうという筋論ですが、答弁者の説明は不明瞭のままでした。法案には、「喜び」とか「夢」という言葉もはじめて登場します。そして、両法案とも、法案の周辺部をそぎ落としていくと、残るのは「子育て」を賛美する価値観だけです。

 ◆ 7月9日(水)
 民主党ネクストキャビネット(次の内閣)の「閣議」で、民主党の年金改革案を中間報告しました。いわゆるスウェーデン型の年金制度(報酬比例年金への一本化と所得に応じた補足年金の支給)への改革も検討課題ですが、自営業者に対する所得補足や所得算定に対して、国民の合意が得られるかどうかが、党内議論の分かれ道になっています。高額所得の自営業者も1万3300円の定額保険料で済んでいる一方で、厚生年金の加入者全員が定率保険料を負担して、空洞化の進む国民年金を財政支援するとの図式は、いかにも不合理です。

 ◆ 7月10日(木)
 昨日に続いて、血友病のHIV被害者、屋敷さんが来室。HIVの爆発的感染が起こりそうだが治療体制は不十分。厚労省は早速に疫学調査を行い、実態を把握すべきだと訴えています。委員会審議で取り上げます。

 障害者の在宅での代理投票権を認める問題で、与野党の実務者が、引きこもりの人などを対象外としたままで最終合意したことから、私は、法律に、今後とも検討し見直しの措置を講ずるとの条項を盛り込んで欲しいと交渉していましたが、聞き入れられず、代わって、同様の趣旨の決議を委員会で行うことになりました。法案への盛り込みが出来ず残念ですが、今後とも推移を見守りながら、在宅投票権のさらなる拡大に向けて努力します。

 ◆ 7月11日(金)
 被爆者援護法の在外被爆者への適用問題を、超党派議連で議論。恣意的な法律の運用を裁判で指摘された厚労省は、国外に出国しても被爆者手帳は失効しない、健康管理手当受給資格の更新は求めないなどの改善措置を実施しています。残る問題は、新たに被爆者手帳を取得したり、手当の受給を申請したりするには日本に来なければならないことです。民主党では、法律改正案を作成していて、超党派の議員連盟メンバーに、改正案の内容を説明し賛同を求めました。

 ◆ 7月12日(土)
 大阪再発見サークル「熟塾」(原田彰子代表)で桂文枝師匠の「わが人生を語る」を拝聴。運転免許取得を入門の条件にされた桂あやめが、合宿に行って2週間で免許を取得。初めて乗せてもらった時、高速道路での車線変更で、文枝師匠が後ろの窓を開けて、「すんまへん、すんまへん」と左右の車に謝ったとか、関大の入試に失敗した桂文珍が、いまや関大の先生だとか言って笑わせた後、「やる気、根気、とる気(他人から学ぶ意欲)」が大切と締めくくりました。(詳細は「考・動・人にて

 ◆ 7月13日(日)
 雨の一日。東京から持ち帰った資料を、少しでも読みこなそうと頑張っています。

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7月6日(日)号

 7月2日の朝8時から、テロ対策特措法への党内意見を集約する会合が開かれました。席上、内閣府、外務省、防衛庁から、インド洋で展開している自衛隊艦船による他国の艦船への補給について、経過と現状が説明されました。

 インド洋でテロと戦うアメリカの艦船数は、2002年5月は40隻(米国以外は60隻)でしたが、2003年6月には、インド洋を航行する艦船の積荷をチェックする任務を遂行しているフリゲート艦を中心に3隻(同12隻)となっているそうです。状況が落ち着いてきているということでしょう。

 しかし、平成13年12月以降の海上自衛隊艦艇による給油の実績を示す表によれば、給油の回数は減っていません。逆に、今年の4月、5月は、例月なら15回前後の給油回数が、25回から30回と、倍以上に増えています(給油量は増えていませんが)。

 その他の資料を見ても、自衛隊に実績を積ませたいとの思惑が見え隠れします。しかし、派遣艦艇内での飲酒が発覚したように、自衛隊員の士気は高くないようで、それは任務の重要性が認識しにくいからではないでしょうか。居住性を理由に派遣したイージス艦を、日本海に展開させる必要性から引き揚げるとのことですが、この際、自衛隊艦艇のインド洋への派遣はいったん打ち切りとするのが妥当ではないでしょうか。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 6月30日(月)
 障害者の郵便投票を拡大する作業部会の会合。介護保険で要介護度5と判定された人(必ずしも歩行困難者ではない)も対象とするという与党案を飲み込んででも、谷座長は、ALS患者への在宅投票の拡大を確保したい意向のようです。私は、この際、医師や民生委員等が「投票所までの歩行は困難」と証明することで(違反した場合は罰金や公民権停止)、在宅投票できる対象者を広げても良いのではないかと、再度主張しました。安易な妥協はすべきではありません。

◆ 7月1日(火)
 8時、イラク復興支援特措法への党内意見集約の会合。前原代議士が提示した3案は、いずれも自衛隊の派遣を認めないことを柱にしています。党内の議論を集約した経緯に基づいての提示でしょうが、自民党には飲めない案でしょう。イラク復興には協力すべきですが、戦闘が終結していない、現地政府が樹立されていないという状況では、PKO法でも無理。自衛隊を派遣すること以外の支援策を柱とした「対案」を提示すべきではと提案しました。

 昼の時間を利用して、立命館大学出身の国会議員の会合。10名いますが、自民3名、民主2名、公明1名、共産3名、社民1名と各党に在籍しています。

 夕刻から民主党パーティ。菅代表は、「今日支給されたボーナスが大幅に減って驚かれたでしょう。年金や健康保険料が総報酬制になったためです。小泉内閣は負担増ばかりです」。ボーナスが減ったのは事実ですが、反面、毎月の保険料は減額されています。厚生大臣経験者としても、減税ばかりでは社会保障制度は運営できないことを言ってから、無駄な経費はもちろん削るといって欲しかったですね。壇上に並んだ、代表、幹事長、政調会長、国対委員長、参議院会長はいずれも男性。女性が加わって欲しいと痛感。

◆ 7月2日(水)
 8時、テロ対策特措法への党内意見集約の会合。
 当方の議論等にお構いなく、与党はイラク復興支援法案とテロ特措法延長法案の採決を切り離し、テロ特措法は秋の臨時国会で審議することになりました。この法律の期限は今年の11月1日ですから、支援を延長する場合は、それまでに改正法案の成立が必要となります。一方で解散風が吹き始めていますが、10月26日と予定されている統一補選を先延ばしして、総選挙に包含するためには、統一補選の告示日である10月13日までに衆院を解散しなければなりません。9月に総裁選、引き続いて内閣改造、その後の臨時国会でテロ特措法を審議し、10月13日までに衆院を解散する。わずか1ヶ月あまりしかない間に、そんな窮屈な日程がこなせるのでしょうか。


 以後、参議院本会議、議員総会、財金部門会議でヤミ金対策法を協議、国対・理事合同会議、男女共同参画政策会議で厚労省から「女性と年金」のヒアリング、厚労役員会と会議が続きました。

◆ 7月3日(木)
 8時、年金改革PT・税調合同役員会。年金改革は税制改革と密接な関係にあります。税制調査会に、公的年金控除や老年者控除のあり方、消費税や相続税の将来像について意見を集約して欲しいとお願いしました。

 10時、厚生労働委員会。次世代育成支援法を審議。

◆ 7月4日(金)
 8時、年金改革PT。自由討議。「いわゆる所得比例年金への一本化は理想だけれど、その前提である所得の捕捉はみんなが納得できる制度となるだろうか」と疑問が投げかけられ、「その問題が解決されないと、年金だけでなく、社会的制度はすべて歪なものにならざるを得ないから、絶対避けては通れない」と税調役員側から反論。今回の年金改革を、不公平税制や世帯単位となっている社会保障制度など、長年の懸案事項を解決する推進力にしたいと考えています。

◆ 7月5日(土)・6日(日)
 5日には、大阪府連の常任幹事会。7月26日に開く民主党大阪府連の定期大会に向けて、議案書の内容を協議。席上、中野寛成・大阪府連代表(衆議院議員)より解散総選挙への動きが急に大きくなっているとの報告。今年の夏は忙しくなりそうです。

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