メールマガジン「蝸牛のつぶやき」バックナンバー
               
(vol.12  2003年9月、10月)

10月26日(日)号

 いよいよ28日から、衆議院議員選挙がスタートします。

 今回の選挙は、「マニフェスト選挙」です。「これまでも政党は選挙公約を出してきた。それと同じではないか」と石原都知事は揶揄します。でも、抽象的な表現を避けて、選挙公約を具体的に示したことは、政治への信頼を回復する一里塚になると確信します。今後、毎年、マニフェストに記載された政策について、その実現に向けての進捗状況をチェックし、新たな内容を追記するなどの改訂を重ねて行けば、政治の質的向上にもつながるはずです。

 自民党は、官僚の作文をそのまま書き写したようなマニフェストです。小泉総理が強調する郵政民営化も道路公団の民営化も、具体像が書かれていません。年金改革も、「来年度に改正法案を出す」という、当たり前のことしか書かれていません。
「文字が多くて、誰も読まない」との声もありますが、本家イギリスのマニフェストは、もっと詳細です。国民との選挙を通じての「契約」ですから、自民党の姿勢は残念です。
そして、連立与党の自民・公明・保守新党の主張が異なっている事項も少なくありません。連立与党としての統一マニフェストが示されても良いと思います。

 マニフェストが、政治の動きにタイムリーに対応できないことは問題でした。目下のところ、イラク復興への日本の資金援助や、自衛隊派遣のあり方が議論となっていますが、マニフェストでは扱えませんでした。
 また、公明党は、年金改革をマニフェストの最前面に打ち出しています。閣僚として坂口厚労大臣を出している立場をフルに活用するのは当然としても、イラク復興への巨額の資金援助や、ブッシュ大統領の好戦的な政治姿勢を結果的に支持していることから目をそらさせようとしているように感じます。そして、年金改革を政争の具にしていると感じるのは私だけでしょうか。

 橋本総裁(当時)との約束を反故にして中曽根議員を出馬辞退に追い込むやり方や、藤井道路公団総裁の解任の仕方を見ていると、約束や法律を無視してでも、前に立ちはだかる人を押しのけ、蹴散らして進む。そんな小泉さんの高飛車の姿勢が明らかになりました。この調子で、国民も蹴散らされるのでしょう。小泉退陣と、政権交代・世代交代を目指して頑張らなければなりません。有権者の皆さんには必ず投票に行ってくださることをお願いします。


  (選挙戦に入りますので、「蝸牛のつぶやき」はしばらく休載します。ご了承ください。)

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10月12日(日)号

 衆議院が解散されました。しかし、なぜいま解散なのか、さっぱり判りません。恐らくは、自民党総裁に再選された勢いに乗って政権延命を図りたい小泉総理の思惑と、来年の衆参同日選挙を避けたい与党内の思惑とが一致しての解散です。政権交代でしか日本は良くならないと考える民主党にとっては、願ってもない「政権選択選挙」の到来です。

 今回の選挙は「マニフェスト選挙」です。民主党はかねてから、政権奪取後の4年間に行う政策を、手順と期日を含んで国民に約束して、選挙に臨むべきだと考えてきました。各党とも作成することになりましたし、公職選挙法を改正して、マニフェストの冊子を選挙戦中も配布できるようにしました。民主党の主張が、政治の流れを作りました。

 マスコミは「内容がない」、他党は「できもしない絵空事を書いている」と批判していますが、マニフェスト選挙の流れは今後とも続きます。毎年改訂して精度を高め、また、政権公約の内容の達成度評価も加えながら公表していけば良いと思います。確実に、日本の政治の質が向上するはずです。有権者の皆さんも、各党のマニフェストを見比べてください。そして評価をしていただいて、政治参加を進めていただきたいと願っています。

 今回の総選挙で、民主党は大阪の19選挙区すべてに、候補者を擁立します。私は、大阪府連総選挙対策本部の事務局長として、各候補者の支援に回ります。どうぞよろしくお願いします。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 10月9日(木)
 参議院厚労委を開会。感染症予防法の改正案を審議。SARSの流行期を前に、国内の感染症治療体制の整備促進、空港などでの検疫の強化、感染源となりうるペットの輸入規制などが盛り込まれました。
あわせて、SARSと天然痘が、エボラ出血熱やペストと同類の第1類感染症に区分されました。SARSは基本的にはインフルエンザの一種で、高齢者など体力の弱い人は致死率が高くなりますが、子どもも含めて普通の人は大丈夫です。また、天然痘は地球上から撲滅されたとなっています。
したがって、これらを、第1類感染症に加えることは、バイオテロ対策でしかありません。本来は都道府県の所管である感染症対策を、場合によっては国が前面に出て対策を講じることができるようにすることが、改正の真の狙いでした。

 私も質問時間をもらって、感染症予防法ではないのですが、年金改革に関して、坂口大臣に質問しました。

 前回改正案の附則に書かれた「平成16年までに、基礎年金の国庫負担を2分の1に引き上げる」との条項は、安定財源を平成16年までに確保するとして、自民・自由・公明の3党が強行採決をしてまで自ら約束したことであって、平成16年から段階的に引き上げるとか、財源がなければ引き上げなくても良いとの趣旨に勝手に解釈してはいけないと指摘しました。

 また、年金制度の体系を変えないままでは、結局のところ、給付の抑制と、保険料の引き上げの繰り返しになる。安定した年金制度とするには、年金額に関係なく(すなわち高額年金受給者にも)、一律に税財源による基礎年金を給付するのではなく、低額年金者に重点的に税財源を投入して最低年金を保証する「新しい税方式」とすべきではないかと、民主党の年金改革案を主張しました。

 自民党は、わが党の年金改革案に異議を唱えるだけで、自らの案は示さないようです(その後、自民党のマニフェストが発表され、年金改革の法案は、来年の通常国会に提出すると記されていました。そんな当たり前の話が、マニフェストになるのでしょうか)。

◆ 10月10日(金)
 午後1時、衆議院本会議場へ。自身も2度、議場にいて解散を経験しましたが、今回は参議院議員として、本会議場3階の席から、解散を見届けました。

 人事案件の処理した後、突然に、議長後方の扉が開いて、官房長官がお盆に紫の袱紗(ふくさ)を載せて登場。衆院事務総長が袱紗を開くと、白い封筒が見え、そのなかから詔書が取り出されて、議長の手に。やおら議長は起立して、「衆議院を解散する」と宣言。自民党と公明党席から万歳の声。民主党は半分ぐらいかな。
一番早くに万歳した人は、必ず選挙に当選するとのジンクスがあると聞きました。ホントかしらね。

 大阪に帰るため羽田飛行場に着いたら、テレビカメラを担いだ人が寄ってきて、女性のレポーターが「先生、解散しての感想は?」と聞きそうになるので、「スミマセン、私は参議院議員です」と先制パンチ。ごめんね、期待はずれで。

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10月6日(月)号

 下馬評通りの小泉再選、イメージ先行の組閣、お題目を並べた所信表明演説と、先週は小泉総理の筋書き通りに動いてきましたが、攻守変わって、この1週間は民主党が攻勢に出ました。

 先ずは29日(月)の衆院本会議。小泉総理の所信演説に対して菅代表は、演説原稿を持たずに登壇。通常は、前日までに演説原稿を官邸側に渡し、官僚が答弁を書くという段取りですが、菅代表は、質問の項目だけを渡したようです。もちろん、官僚側はしつこく菅代表に食い下がって質問内容を聞き出し、答弁を準備したと思います。小泉さんは、郵政民営化に関しては熱弁を振るいましたが、道路公団や地方への財源委譲など、その他の質問については、官僚が書いた原稿を探しては読むという醜態でした。

 翌30日(火)の参院本会議では、今度は自民党の上杉議員が小泉流改革に注文をつける内容の質問を展開。上杉議員は、総裁選で小泉支持に回った参院橋本派の一員です。青木幹事長が小泉さんに釘を刺す意味で送り出した質問者です。自民党はバラバラですね。

 そして10月5日(日)、民主党と自由党の合併党大会。菅代表の演説は力強さが溢れ、小沢前自由党党首の登壇で、民主党に一本筋が通った印象が一気に拡がりました。衆院候補者が壇上に並ぶと、若い民主党の躍動が感じられます。身内の贔屓目を差し引いても、非常に盛り上がった大会でした。

 席上、マニフェストが発表され、「5つの約束、2つの提言」として、総選挙の最重要政策が示されました。年金については、「基礎年金の財源には消費税を充て、新しい年金制度を創設します」と「提言」。「約束」とせず「提言」とした理由を菅代表は、「年金制度は50年、100年と長い期間続くことを考えると、超党派での議論が必要だ」と説明。「名目2%の経済成長が安定した段階で、消費税の引き上げを検討す
る」と補足もされました。

 民主党が仕掛けた「マニフェスト選挙」ですが、公明党、社民党、保守新党もマニフェストを発表。残るは自民党です。政策で政党を選ぶ。その政党政治の本来の姿を目指した第一歩となる総選挙告示まで、あと3週間です。


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9月28日(日)号

 9月26日、臨時国会開会。
 小泉総理の所信表明演説は、民主党のマニフェストを意識した構成でした。しかしながら、マニフェストが数字や達成年度を盛り込んだものとすれば、そのような箇所は数えるほどしかありません。全体的には、まるで書物の目次を読んでいるかのように、各省庁の中心的課題について羅列したような内容でした。

 私が最も気になったのは、結びの箇所です。小泉総理は、戦後の日本は、耐乏と苦難から出発し、今や米国に次ぐ経済力を有し、最近は、スポーツ、芸能、学術の分野での日本人の活躍が光っていると述べた後、「人間の素晴らしさは、自分のことを悲観的に思わないことです。これは、司馬遼太郎氏がこどもたちに贈った言葉です。悲観論からは新しい挑戦は生まれません」と続けました。

 人間は、心に思い描くイメージ通りの人間になると、私も思います。だから、人間の生き方というか、心の持ち方として、悲観的になってはいけないと思います。
 しかし、毎年3万人もの自殺者が出るほど厳しい社会であり、打ちひしがれた人が大勢います。そして、その原因の少なからぬ部分が、小泉さんをはじめとする政治の側に責任があることを思えば、政治家として「悲観的になるな」と言うだけで良いのでしょうか。苦しんでいる人に、「頑張れ」ということは、かえって問題を深刻化させます。国民が聞きたいのは精神論ではなくて、具体的な政策であり、その確実な実行を期待しているのではないでしょうか。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 9月22日(月)
 小泉「総選挙対策内閣」の誕生です。
 堀内さんは財務大臣ではとか、高村さんは外相ではとか、下馬評に上がった人は全員入閣せずじまい。派閥が推薦の意思を示した人もパス。
 小泉さんを除く17名の閣僚のうち、6名が留任、2名が横滑り、2名が副大臣からの登用で、新入閣は7名。しかも、総裁選で戦った高村派、橋本派からの新入閣はゼロ。協力せずして入閣なし。とにかく、自らの意思を通した形を示して、小泉内閣の力強さを演出しました。

 そのことは、当然といえば当然ですが、問題は政策ではないでしょうか。
 総裁選での小泉さんの公約は1枚紙。「保育所の入所待機児童ゼロ」とあるのが、全体のそっけない書き方の中で異様に目立つだけで、後は、道路公団と郵政事業の民営化が項目として書いてあるだけでした。内容の具体的な説明を求めていくことになりますが、野党としては、郵政民営化に「頭、痛えな」ともらす麻生総務相、改憲派の野沢法相、農林族の中川経産相あたりが攻めどころですね。

 平成5年の総選挙で私と同様、日本新党から立候補して衆院に初当選した、小池さんと茂木さんがそろって入閣。当選3回の若手の登用です。ご健闘を祈ります。

◆ 9月23日(火)
 藤井道路公団総裁の更迭が報じられました。
 「総選挙直前まで市中引き回しのうえ、打ち首」とのシナリオ通り。要は、政策より小泉内閣の改革イメージを印象付ける材料に利用されただけです。

 民主党の「高速道路無料化」案は、私も荒唐無稽な話だと思っていましたが、首都高と阪神高速は無料化せず、都市部への交通集中を避けることとしましたし(むしろ、道路プライシングで課金すればよいと思いますが)、インターチェンジが増設されたり、トラックが一般道路から高速道路走行に切り替えたりすることで大きな経済効果を発揮すること、つまらないETC工事の費用が不要になることなど、メリットも大きいと思います。

 公明党の神崎代表は「高速道路を利用していない人たちにも高速道路の維持費や借金返済のお金を出してもらおうということだ。一般道の利用者の理解が得られないのではないか」と、民主党案を批判しましたが、これは民主党案が良いと受け止めておられることの裏返しでしょう。国民全体の利益になることは、国民全体で負担すれば良いのです。

 いずれにしても不採算の高速道路はこれ以上造らない。この方針を堅持し、早速に実行に移すことです。今日も、無駄な高速道路が建設されています。

◆ 9月25日(木)
 連合近畿の年金シンポジュウムでパネリストを務めた後、上京。

 「慈恵医大付属青戸病院で、前立腺がん摘出の腹腔鏡手術を、手術経験のない医師が、手引書を見ながら、指導医不在のままに行った結果、患者を死亡させた」と報じられました。学内の倫理委員会にも未申請とのことで、医療過誤事件というより、まさに人体実験ではありませんか。

 新聞によれば、記者会見に臨んだ院長は、医師3人の逮捕に、「どうして逮捕なのか」と納得のいかない様子を示したうえで、「難易度が高い手術に挑戦するのは大学病院の使命」と強弁したそうです。
一部の医師の、思い上がった行動として片付けられない背景があると思います。医師の暴走を食い止めるための法整備が必要ではないでしょうか。

◆ 9月26日(金)
 小泉総理は所信表明演説で、イラクに関連して、「各国と緊密な連携・協力の下、人道・復興支援を進めます。現地情勢を踏まえ、自衛隊や文民の派遣など我が国にふさわしい貢献を行ってまいります」と述べました。
 私もイラクの一日も早い復興を願いますが、それは米国主導ではなく、国連主導でなければ実現しないと思います。根拠も曖昧なままに、単独での武力行使に走り、イラクとイラク国民に甚大な被害をもたらした米国を支援するために巨額の拠出をすることは、筋違いです。これは、某全国紙が指摘するような「安保政策」の問題ではなく、日本外交の姿勢の問題です。

◆ 9月27日(土)
 滋賀県3区総支部長の三日月大造さんと、同1区の川端代議士を励ます会が大津で開かれました。三日月さんは、私の参院選にボランティアとして参加してくださいました。躍進を期待しています。
大阪に戻って、NTT契約社員セミナーで講演。「政治は身近なものです」。
夕刻は、稲見哲男さんを励ます会で、民主党のマニフェストについて話しました。

◆ 9月28日(日)
 田中誠太大阪府議会議員主催のソフトボール大会で挨拶。その後、泉州の貝塚市から岬町までの大阪19区で総支部長を務める長安たかしさんの新事務所開きに出席。午後は、大阪府連の常任幹事会。

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9月21日(日)号

 小泉さんが自民党総裁に再選されました。党員票の68%を獲得したのは、小泉改革には必ずしも賛成ではないが、他の候補者ではもっと困るとの国民の想いの表れでしょう。国会議員票は54%にとどまったので、マスコミの言う「圧勝」ではありません。小泉陣営でも予測を下回ったと言っていますから、党員票の動向を勘案しつつ、小泉圧勝を避けた議員心理も面白いものですね。

 山崎幹事長の副総裁就任は、事実上の更迭。女性問題で敗訴したことは、総選挙で野党からの攻撃材料になるとみての対応でしょう。そして、新幹事長に安倍さんが選ばれました。当選3回の若手抜擢人事。安倍さんとは、衆院厚生委員会でお互いに理事として席を同じくしました。物腰が柔らかいのに、粘り強くて、これも政治家の血筋の現れかなと思いました。総選挙で威力を発揮されると思います。新鮮人事は、敵ながらあっぱれ。

 明日は組閣。公明党から入閣している坂口厚労相は留任と報じられています。公明党内では議員名と大臣ポストがセットになっていて、「この人にはこの大臣ポストを」との願いを、小泉さんがどこまで配慮してくれるかにかかっているようです。組閣人事はすぐには決まらないので、それなら坂口厚労相の留任でお願いしたいとなったとか。ご苦労様です。10月10日の解散までに、参院厚労委を開催して、年金改革などについての一般質疑を求めます。よろしく。

 ところで、阪神は圧勝でした。怒れる星野監督が阪神を立て直し、一方、巨人の原監督は、涙目で敗戦を見つめる試合が続きました。今の巨人は、かつて栄華を誇った大国が衰退して、無力なままに漂っている姿に見えます。どのように立て直すのか。巨人が再び元気になったとき、日本も元気になるように思います。民主党も阪神になって、巨人・自民党を押しのけて優勝しよう!

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9月14日(日)号

 自民党の総裁選挙が行われています。他党のことながらひとこと。

 普段は小泉総理と正反対のことを主張していても、「選挙の顔には小泉さん」とばかりに、小泉総理の推薦人になる。主義主張のかけらもありません。
 特に最大派閥である橋本派では、所属する派閥で候補者を擁立していても、お構いなしに、指導的立場の人が小泉支持に走る。これぞ仁義なき戦いです。それでも、親分の橋本さんの声は聞こえてこない。派閥が溶け始めたという点で、今回の自民党総裁選挙は歴史的な出来事として記憶されるでしょう。

 野中元幹事長が引退表明。私も、野中さんの平和志向は評価していますが、自民党政治の大勢を覆すには至らなかったことで、他の自民党代議士と変わるところはありません。引退表明で、小泉総理への追随者に一太刀浴びせたいとの想いだったのでしょうが、効果は薄かったのではないでしょうか。周囲からは、もはや過去の人と思われてしまっていると思います。それが政治の世界です。

 実は、野中さんの選挙区では、ともに大蔵省の出身の、民主党新人と自由党元職が公認争いをしています。早く公認候補を決めて、一議席確保を目指さなければなりません。
10月10日解散、10月28日告示、11月9日投票で永田町は動いています。


■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 9月8日(月)

 先週のメルマガで、医薬品をテレビ電話で販売する総合ディスカウント店のドンキホーテのことを書きましたが、薬局を経営するという読者から、「私は夜間でも、携帯電話でお客様に対応しています。コンビニより薬局の方が服薬相談は充実しています」とのメールをいただきました。ご努力に敬意を表します。

 ところで厚労省は、テレビ電話による遠隔診断・治療の普及に力を入れています。このことと、テレビ電話を使っての医薬品販売を否定することとは自己矛盾ではないかと思うのです。ドンキホーテの投げかけた問題は、IT技術の普及が、これまでの社会の姿を大きく変えていくことを示しているのではないでしょうか。


◆ 9月9日(火)

 政調会長と年金改革案で打ち合わせ。スウェーデン方式(全国民が報酬比例年金に加入し、低年金者には最低保証年金として、税財源による補足年金を支給する)をもとに協議しました。
 政調会長は、基礎年金の国庫負担率の2分の1への引き上げは小泉内閣の失政で実現は困難になったが、なんとか実現できないかと予算の組み換えを検討されているようです。超難題ですが、最後まで諦めない姿勢のようです。政党を問わず、国民への約束を果たすのが政治への信頼を取り戻す基本と考えておられるようです。


◆ 9月10日(水)

 西浦ひろし大阪府議会議員の第97代府議会副議長就任を祝う会。大阪の文化力に注目する西浦議員らしく、能勢浄瑠璃の皆さんによる、文楽人形の三番叟が披露されました。人形の動きにあわせて、人形使いの3名の女性も激しく動き回ります。特に人形の足を受け持った女性は中腰で、自らの足も踏み鳴らして、人形の動きに合わせます。これぞ人形使い。ところで、大田府知事は、無党派での2期目への立候補を表明しました。知事と、議会や政党の、どちらが人形になるのでしょうか。


◆ 9月11日(木)

 八尾飛行場に隣接して、大阪府の中部広域防災拠点が完成し、開所式が行われました。阪神大震災時に、八尾空港は自衛隊等のヘリコプターの発着基地となって、多くの資材を被災地に運びました。その意味からも、八尾空港は、防災拠点にはうってつけの場所。私も国会質問に取り上げ、早期の整備を求めてきました。

 ところで、防災拠点のお手本ともいえる東京都立川市の防災拠点は、首相官邸が被災したときのための移転先にもなっています。また、病院が隣接していて、救急医療体制との連携が図られています。そうした立川防災拠点と比べると、八尾の防災拠点は救援用具の備蓄機能しか備えていません。防災拠点が活躍することがなければ一番良いのですが、万一の時の防災拠点としての機能について、もうひと工夫欲しいと感じました。

 民主党大阪府連の三役会議。大阪17区は、合併することになった自由党の西村真悟代議士が公認されましたが、新・民主党への所属を明らかにする書類への署名がまだとのこと。民主党は、前回選挙にも立候補した候補者が再挑戦を期していただけに、西村代議士の行動は理解できません。速やかな対応を望みます。


◆ 9月13日(土)

 都市デザインに環境の視点を盛り込むことに取り組んでいるNPO・エコデザインの皆さんと、船に乗って大阪港を見る催しに参加。
 コンテナ埠頭には真新しい大きなクレーンがそびえたっていますが、コンテナ船の姿はありません。スーパー港湾特区となった北九州港、震災以降の復興に力を入れるお隣の神戸港との厳しい競争を、大阪港は強いられています。扱い貨物量の少なさに、大阪経済の姿を垣間見ました。

 磯村大阪市長がオリンピック会場にと目論んだ夢洲(ゆめしま)には広い土地が残されたまま、その沖合には新島が造成中。臨海工業地帯の撤退、廃棄物の埋立地の増加を踏まえて、どのような港湾地帯を形成して行くのか。都市再生のテーマのひとつです。


◆ 9月14日(日)

 大阪府・東大阪市議選が始まりました。定数50名に63名が立候補。しかも、公明党が現有議席に2議席増の14名、共産党が現有議席の12名を立てて、両党で過半数の26議席を占めます。両党は票割りが徹底していて、議席の取りこぼしはまずないでしょうから、残りの24議席を37名で争う激戦です。組織や団体の支援もなくボランティア選挙で戦う新人には、極めて高い壁です。唯一の望みは投票率が上がること。前回の投票率は52%でした。
 
東大阪市民は、必ず投票に出かけてください。投票は民主主義の原点です。

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9月7日(日)号

 総合ディスカウント店のドン・キホーテが、テレビ電話で薬剤師が応答して医薬品を販売するという奇策を編み出し、大きな話題になっています。

 医薬品の販売には薬剤師の常駐が義務付けられているので、違反行為です。大阪でも、化粧品や家庭雑貨に混じって医薬品を扱うディスカウント店が、盛り場で軒を連ねて販売競争を繰り拡げています。店員は全員が白衣を着ていて、さも薬剤師のように見えますが、実際はそうではない人も多いと思います。しばらく立ち止まって販売風景を見ていたのですが、客の求めに応じて薬を販売しているだけで、相談に応じている様子はありません。

 一般の薬局でも、すべての薬局に薬剤師がいるわけではありません。服薬指導をすることが薬剤師常駐のメリットとされていますが、細かな注意を聞くことはまれです。一般の風邪薬でも、皮膚がただれるなどの重篤な副作用を生じさせることがありますが、そんな注意を聞いたこともありません。

 薬は薬局でと主張する側には相応の理屈があり、私も、その通りと思います。一方、今の薬局での医薬品販売体制が完璧かと言われれば、ノーと言わざるを得ないのが現状でしょう。
  しかし、ほんとうの問題は、夜間に医者に相談できず、コンビニに風邪薬等を買いに行かなければならない貧弱な救急医療体制にあるように思うのです。

■■■ 国会アクションレポート ■■■

◆ 9月1日(月)〜5日(金)
 埼玉県知事に上田清司前衆院議員が当選。代議士時代、どこから入手したのだろうと感心させる資料を手に、行政の無駄遣いや政官業の癒着構造を鋭く追及した上田さん。その正義感、一直線の政治姿勢は、国会議員のお手本でもありました。埼玉県知事としての活躍を期待しています。一方、民主党から、優秀な人材が次々と転進していくのは、うれしくもあり、寂しくもあり。

 連れ合いの秋田県湯沢市の実家を訪問。義父母と一緒に温泉巡りをしました(総選挙を目前に活動しておられる皆さん、ごめんなさい)。秘湯ブームも続いているようですが、どこにいても携帯電話やメールが通じます。そんな温泉は秘湯じゃない!と言いたいところですが、私の携帯電話にも、事務所のスタッフから情報が届きました。世の中、便利になり過ぎたようです。

◆ 9月6日(土)
 吹田の奥谷正実市議のバス旅行会のお見送りを済ませてから、和泉市での民主党大阪18区支部長の中川おさむさんの事務所開きに出席。

 中川おさむさんは、府会議員12年の経験と実績を踏まえて、国政に挑戦します。アイデアマンで、行動派。府議時代には、高齢者福祉の街角ディハウス、障害者に公的施設の清掃などを発注する「行政の福祉化」、公共下水道より合併浄化槽をなど様々な政策を提言し、実現してきた中川さん。私は、この人こそ国政で頑張って欲しい、また、期待通りに活躍する人だと確信しています。「学校5日、地域2日、教育週7日制」「女性の社会参加、男性の地域参加」など、中川さんの「夢工場」は、出番を待つ政策でいっぱいです。

 近所の生国魂神社で、米沢彦八まつり。江戸時代に、彦八が境内で辻話を始めたのが落語の始まりとか。上方落語家の皆さん総出のお祭りです。大阪には常設の寄席がなくなり、ノック知事が作った寄席「ワッハ上方」も財政難から閉鎖が噂されています。お上に守られた文化では、行く末が案じられます。みんなで文化の伝え手になりたいものです。

◆ 9月7日(日)
 高村さんも総裁選挙に出馬されるようです。以前、高村派の野田聖子代議士と文化放送でご一緒したとき、「会長の決断に従います。ただ、我が派は推薦に必要な20名いませんので」と仰っていたのですが、他派の応援を得て20名そろったのでしょうね。小泉流で、古賀さんや野中さん、亀井さんは悪役にされてしまったようです。派閥瓦解の始まりとなるのでしょうか。

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