2007年5月10日 参議院厚生労働委員会
 

山本孝史君 山本でございます。

  ありがとうございます。皆さんに大変御心配いただきまして、また今日はこうして質問の機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。恐れ入ります、立ったり座ったりがちょっとあれですので、座らせてやらせていただきます。申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

委員長(鶴保庸介君) どうぞお座りください。

山本孝史君 ありがとうございます。

  今日は、日本のがん対策について中心的に、私の体験を踏まえてお話をして、また大臣と皆さんの御見解を承りをしたいというふうに思います。

  去年の六月に成立をしましたがん対策基本法、この四月一日から施行をされております。その後の動きについて、喜びとともに御報告申し上げたいというふうに思っておりましたけれども、対策協議会での議論をずっと傍聴しておりますと、残念ながらとても喜んで報告するという内容ではないように思っております。

  がん対策基本法は、多くの先輩のがん患者が正に命懸けの活動によって、また島根県の佐藤均さんに代表される行動するがん患者が、坂口力先生、尾辻秀久先生、川崎二郎先生、歴代厚生大臣、あるいは党派を超えたがん医療の推進を願う国会議員との共同作業によって大きく前進をしてきたというふうに思っております。このがん対策を更に充実させ、発展させる目的で今回のがん対策基本法が制定をされていると私は理解をしております。

  そこで、恐れ入ります、昨日の夜遅くまで質問取りをお付き合いいただきましてありがとうございました。一晩考えるとまた質問が変わって申し訳ないんですけれども、大臣にまずお尋ねをしたいんですけれども、がん患者本人が喜ばないがん対策推進基本計画の策定など私は言えないというふうに思いますけれども、大臣も同じお気持ちを持っていただけますでしょうか。

国務大臣(柳澤伯夫君) がん対策基本法を山本委員などの諸先生、また当省の先輩大臣のお力でもって成立をするという状況になりまして、その基本法に基づいてまず手掛けなければならないのは基本計画であると、こういうことでございまして、この基本計画につきまして、現在、これまた基本法の中で設置がうたわれましたがん対策推進協議会において御審議をいただいているところでございます。この協議会で今鋭意この検討が行われておるのを私としては見守らせていただいているわけでございまして、もとよりその結論というものにつきましては、本当にがんを患われる患者の皆さんにも、今委員が御指摘のように、歓迎される、喜んでいただけるものになることを私としては強く期待をいたしておるところでございます。

山本孝史君 ごめんなさい。大臣の立場で期待しているというふうにおっしゃいました。私が申し上げたのは、結論として出てくるがん対策推進基本計画の内容が実態としてどうなるかということがとても大切で、その内容についてがん患者が、今申し上げましたように、私が別に作ったわけではありません、多くのがんの先輩患者の皆さん方が自分の命と引換えに、言わばこういうものが欲しいんだと、こういうふうにがん対策が進んでほしいんだという、例の混合診療の解禁の中でもおっしゃってこられて、皆さん病を押して東京へ来られて歴代大臣とお会いになって、そしてそういう思いが今度の法律に結実しているんですね。

  そこで、出てくる基本計画が、もう皆さん亡くなっておられますけれども、その方たちにこんないい計画ができましたということで喜んで報告できないということでは、本当にそれに続いておりますがん患者としてはどうしても受け入れ難いという、もちろん完全なものはないと思いますけれども、そういう中で喜ばれない、当事者のがん患者に喜ばれないような計画というものは、あるいはそこに後ほど申し上げます全体目標という、これから先の目指していくべきゴールにするものが喜ばれないようなものでは、私はやっぱりあってはならないというふうに思っておりますので、そういう素朴な思いでございますけれども。

  ところで、大臣もそういうお気持ち共有していただけますねと、同意いただけますねと、こういうふうにお尋ねをしているんです。もう一度お願いします、ということでよろしいですね。

国務大臣(柳澤伯夫君) 今、私はこの基本計画について、協議会において御議論をいただいておるところでございますので、その結論が、今言った、本当にがん患者の皆さんに喜んでいただける、そういうことを期待しているという言葉遣いをさせていただいたわけでございますが、主体的にももとよりそのように考えているということでございます。

 
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