山本孝史の「生きる」メッセージ


イチ、ニ、イチ、二・・・。

朝、目覚めると「きょうも一日分の命をいただいた」と思うようになりました。
がんも末期になると、思うように身体が動きません。目覚めてもすぐには起き上がれないのです。

目を開けたり、眠りに戻ったり、しばらく行きつ戻りつしながら、頭と身体を眠りの世界から現実に呼び戻すのです。
妻が作ってくれる人参とリンゴのジュースを飲んで、痛み止めを飲むと身体が動き始めます。
そして、「きょうはこの仕事をしよう、と目標を立てると、不思議と気力もわいてくるのです。

「一日一生、一日一善、一日一仕事」。
そう自分に言い聞かせて、新しい一日、一日を重ねています。
長く生きたいとも思うけれど、「どのように生きるか」を考えるようになりました。

「いのちを見つめ、いのちを大切にする」―これが僕の生き方です。
がん患者になったのも、僕に使命、天命が与えられてのことだと思っています。

「自殺」と「がん」の2つのいのちの法案を成立させました。
これからは自分自身の「いのち」を見つめ、最後まで自分の人生を生き抜きたいと思っています。

イチ、ニ、イチ、二・・・。