山本孝史の記録
第一章 いのちの政治家(2)
 

国会議員・山本孝史

 
<平和を希求>

核の廃絶を訴える

 人類に、核兵器や化学兵器は不要だ。核拡散を防ぐため、先進国が率先して核の廃絶を進めるべきだ。大国が、自分たちは核を保有しながら、途上国に核を持つなと言っても道理に合わない。いつの時代も世界のどこかに、餓えた人たちがいる。先進国が核を廃絶すれば、その分、途上国への経済援助を増やすことができる。もっと、隣人を信じ、平和を信じ、自信を持って平和活動にあたろう。「核のない世界」は、唯一の被爆国である日本の悲願である。私は、平和に責任をもつ国会議員として行動していきたい。(「夢ある日本への道しるべ」 1994年11月)


アメリカのイラク攻撃について

 大量破壊兵器を自ら廃棄せず、保持しているイラクが悪い。武力行使をすると圧力をかけたことが査察への協力を導いた。これらの点は誰もが認めるでしょう。しかし、武力行使は却ってテロの脅威を高めるのではないか、なぜ今、武力行使なのかとの問いに、アメリカ政府関係者からは「我々は12年間待った。彼らは、将来必ず生物兵器などを使う」という答えしか返ってきません。・・・ 日曜のテレビ番組で青木・自民党参議院幹事長は、12年間も待ったことを強調する例えとして、「生まれた子どもが小学校6年生になるまで待った」と語りました。しかし、やっと小学校卒業まで育った子の頭に爆弾を落とすことを、小泉内閣は容認するのですか。その子が大きくなって結婚し、子どもを持つことはできないのですか。(蝸牛のつぶやき 2003年3月17日)

 日本が第二次世界大戦から学んだことは、「戦争を始めるのは容易でも、終わらせるのは難しい」「武力行為は武力行為を招くだけである」ということでした。したがって、「国際紛争の解決には武力を用いない」ということです。「歴史に学ばない者は、いつの世も愚者だ」との言葉を忘れてはいけません。(蝸牛のつぶやき 2003年12月7日)

 10日、ようやくマイケル・ムーア監督の米映画「華氏911」を観ました。イラク戦争には大義がなく、ブッシュ政権と軍需産業の蜜月がクローズアップされている内容です。また、軍による入隊志願者のリクルートでターゲットとされているのは、失業している若者です。アメリカにとって戦争は、「自国経済の浮揚策であり、若者の失業対策」というメッセージは強烈です。マイケル・ムーア監督が、「大統領選の前にこの映画をテレビで放映したい」と言っているそうです。ブッシュ大統領の続投を許すのかどうか、それを決めるのはアメリカ国民ですから、国民一人一人にこのドキュメンタリー映画を通じて「イラク戦争の真実」を見てもらうことはいいことだと思います。(蝸牛のつぶやき 2004年9月15日)


敵味方を越えた戦争遺児の交流

 NHKの朝のニュースで、あしなが育英会が開催している「7カ国の遺児の交流会」の模様が紹介されました。交流会には、イラク戦争やアフガン戦争、アメリカでの9・11テロで親を亡くした子どもたち40名が参加。テロで父親を亡くしたアメリカの少年と、アメリカ軍の攻撃で同じく父親を亡くしたイラクの少年は、4日間のキャンプ生活を通じて、「戦争はして欲しくない」との思いを確かめ合ったようです。最初は顔を合わせようとしなかったのに、最後は無言で抱き合いました。この子達が、いつか地球から戦争をなくしてくれる。そんな日が来るに違いないと思います。(蝸牛のつぶやき 2003年8月17日)


平和と人権

 世界平和を創造し、基本的人権を確立する。戦後60年の間に成し遂げられなかった、この二つの課題を達成できるような取り組みが必要です。(蝸牛のつぶやき 2005年1月10日)


戦後60年私の不安

 7月7日、私は56回目の誕生日を迎えました。・・・昭和12年7月7日は、日本が戦争の泥沼に入る発端となった盧溝橋事件が起こった日。今年はロンドンで連続テロ。時代を超えて、「自衛戦争」が無限に拡大することのないよう、日本政府は心して行動すべきです。・・・私が生れる4年前まで、日本は戦争下にありました。戦争は、決して遠い昔のことではありません。・・・ 戦中派、焼け跡派の議員の皆さんには、その人生経験から滲み出る政治哲学を、若い議員の皆さんに伝えていただきたい、また若い者も積極的に聞くべきだと思います。戦後60年。戦争の記憶が後世に正しく伝っていない。そのことが、若い世代に対する私の不安の根底にあるように感じています。(蝸牛のつぶやき 2005年7月10日)


大阪大空襲を学ぶ

 「広島原爆の日」の6日、ピースおおさかで、大阪大空襲の研究を続ける関大名誉教授小山仁示氏の話を聞く。「京橋の砲兵工廠が、終戦前日の8月14日まで空爆を受けなかったのはなぜか」。長年の疑問に、小山先生の答えは明快だった。「たいした物を作っていなかったから」。米軍は日本側の情報を正確につかんでいた。そして、ピンポイント爆撃で、環状線や造船所など、日本の占領統治に必要な社会的資源は残したが、焼夷弾で大阪の街を焼き尽くした。「正しい戦争など、ない」。私たちはそのことを確認しながら、生きていかなければならない。(蝸牛のつぶやき 2005年8月7日)


高校で日本史と世界史を必須に

 日本史をもっと勉強させよ、必修にせよとの声もあるが、同感だ。世界史の中枢は、民主主義、人権・平等を獲得する過程を学ぶことである。世界と日本の歴史を学び、彼我の格差を知ること、日本を内と外から見つめることが、歴史教育の一番大切なことだと思う。高校では、日本史と世界史の両方とも勉強すべきだ。(蝸牛のつぶやき 2006年10月29日)


戦前への回帰を心配す

 ブッシュ大統領は、イラクへの増派を打ち出しました。フセイン大統領を退けたことによる宗派間の「内戦」状況を、米軍の増派で治められるのでしょうか。安倍総理からは、ブッシュ大統領の決定に対する見解はまだ出ていません。イラクでは、航空自衛隊の輸送機が今も活動をしています。どのような活動をしているのか。何を運んでいるのか。機密を盾に政府は説明を拒んでいますが、防衛省昇格によってさらに重要性が増した「文民統制」の一番の担い手である国会への報告がない。それでは、「文民統制」など、絵に描いた餅ではないでしょうか。戦前への回帰は、予想以上に早いように感じます。(蝸牛のつぶやき 2007年1月14日)


戦争にならないように民主主義を守る 

 もう一つ、僕は民主主義を守りたいと心から思っています。命を守るためです。お国とためにといって命を散らさねばならない状況を再び作りだしてはなりません。(「いのちをかけて、いのちを守る」 2007年6月)