「ルビコンの決断」感想集 

あしなが学生からの手紙 「拝啓 山本孝史様」 (1)

先日の山本孝史先生のテレビ番組「ルビコンの決断」を観て、食堂だというのに涙を押さえることができませんでした。

私の父も癌で亡くなりました。山本先生の痩せたお姿が私に父を思い出させ、また涙が出てきました。癌患者のことを最後まで考え続け、働き続けた山本先生を見て、私も癌患者の家族であったこともあり、より一層心を打たれました。

そして、奥様の支えが山本先生の大きな支えであることも強く感じ、とても感動しました。いつか私が誰かと結婚したとしたら、私は山本先生ご夫妻のような、お互いを支え合う素敵な夫婦になりたいと心から思いました。

また、もし私が同じ状況なら山本先生のような生き方ができるだろうか、とも考えました。ですが全くもって想像ができないのです。それは、山本先生の生き方は山本先生にとって"使命"と感じられたお仕事を真っ当することであったのかなと思うからです。

私においては、まだほんの約20年しかこの世界で生きていないということもあるかも知れませんが、この20年間でまだ何かに"使命"を感じることはできていません。

「人間には絶対に一人一人その人にしかできない使命がある」と昔学校の先生から教わりました。先生は「生きてその"使命"に立ち向かっているときは、それが"使命"だと気付かない場合もある。だが、死ぬ時に、「あれが自分の使命だったのだ」とわかるものだ。」ともおっしゃっていました。

人間は何年生きれるか予想不可能の生き物です。私の中では不死身だった父も祖父も、まだ若くして亡くなり、そのことを本当に実感します。

私も今日、明日の命かも知れないし、もしかしたら100歳よりももっと長生きするかも知れません。ですが、例えいつ死が訪れたとしても、その時に少しでも悔いのない人生を送れたらと思います。そして欲を言えば、「あれが私の使命だったのだ」と思えるような生き方をしたいです。

ありがとうございました。(虹の心塾生・ 薬学部薬学科1年)

 

ドラマを見ながら、以前山本先生があしながのつどいのリーダー研修で講演をしてくださったときのことを思い出しました。先生から受け取ったのはまぎれもなく希望です。自分の人生を通して、そしてあしながの活動を通して理不尽な社会、大人に対して私は不信感がいっぱいありました。

しかし山本先生の話を聞き、姿を拝見し、生き方を見て、世の中には私達のような人のために尽力している人がいることを初めて知りました。すごく嬉しかったです。

私の父の死因もがんです。だから生前やせ細った体で活動しておられる山本先生を見るたびに父の姿を重ね、涙がとまりませんでした。まるで父の姿を見ているようで、父が私に何かを伝えようとしているようで。私は山本先生の意志 を私なりに引き受けたつもりです。そのために今勉強しています。

私も先生を見習って人のために生きる人になります。(虹の心塾生・ 外国語学部英米学科4年)

 

私は父を自殺で亡くしました。あしなが育英会の精神面、経済面の支えもあって、今は大学に通っています。しかし、自殺で家族を失った悲しみは消えることはありません。やはりつらいです。

そんな中、先生が自殺対策基本法の成立に尽力されたことを知りました。私は涙をこらえることが出来ませんでした。自殺に対して動いてくださったことへの感謝の気持ちを抑えることが出来ませんでした。

また、先生がガンに侵されながらも、ガン対策基本法の成立に向け尽力されたことは、本当に尊敬しております。

私も、自殺で親を亡くした子供たちの支えになりたいと強く思っています。先生のように人のために生きる、そんな人生を私も目指しています。

こんな私ですが、是非天国から応援をよろしくお願いします。 (虹の心塾生・医学部保健学科2年)

 

自分の死が近づいていることを知りながらも、これからを生きる人たちのために全力を尽す山本先生の生きざまに感動しました。

私もいつか社会において「自分にしかできないこと」を見つけたいと思います。 (虹の心塾生・美術学部デザイン学科2年)