03年度「朝日社会福祉賞」授賞式
朝日新聞本社(東京・築地)
あしなが育英会が、03年度「朝日社会福祉賞」の団体賞を受賞。本社(東京・築地)で贈呈式が行われ、私もお祝いに駆けつけました。
受賞理由は、「あらゆる遺児のための育英制度を創設し、遺児の心のケア活動を世界規模で推進したこと」です。賞状等は、玉井義臣会長と金木正夫理事(米ハーバード大学医学部助教授)が受け取りました。
交通遺児の高校進学支援から始まった「あしなが運動」は、その後、対象を、災害・病気・自殺など、あらゆる遺児家庭に拡げるとともに、精神的支援の活動を、心のケアの段階に高める取り組みに力を入れています。また、エイズや戦争、地震などで親を失った外国の遺児たちとの国際的な連帯活動にも尽力しています。
受賞に対するお礼を述べたなかで金木さんは、「経済的に恵まれている日本で遺児やあしながさんが力をあわせて、外国の遺児たちの心のケアや進学支援による人材の育成に力添えできれば、世界の平和や発展に必ず寄与すると確信しています」と、未来を見据えての力強い決意表明を行ないました。