彦八まつり 上方落語発祥の地・生國魂神社
大阪市天王寺区
上方落語協会主催の彦八祭りは今年で13回目。上方文化、上方落語が人々に更に愛されるようにとの願いがこめられた上方落語家総出演のお祭りです。
上方落語の祖と言われる米沢彦八が元禄のころ、辻(つじ)ばなしを始めたのが大阪・生玉だそうです。当時、神社周辺は大道芸人が技を競い、大賑わい。ちょっとやそっとでは、人の足を止めて注目させることができないので、初代彦八は歌舞伎狂言をまねたり、二代目は三味線を使ったりと工夫を凝らし、辻話をやったと言われています。
神社の参集殿では奉納落語、境内では噺家一門の屋台が軒をつらね、桂三枝の「ゲームセンターオヨヨ」、六代目・笑福亭松喬一門は「カレーなる一門」の看板を掲げてカレーとパンを販売。
上方の文化を守り発展させていこうとする噺家の皆さんにエールを送ります。