ネクスト経済研 出演
BS放送のBSジャパンが毎週土曜日午前11時に放送している「ネクスト経済研」に、根本匠・自民党代議士(内閣府副大臣)とともに出演しました。テーマは「2004年の年金改革」です(放送は6月1日に行われました)。
根本代議士は、厚労省が昨年12月に示した「改革案のたたき台」を説明しましたが、自民党の年金改革案は、ほぼ厚労省案で固まっているような印象を受けました。問題は、4年前の年金改正法案の成立に当たって与党が約束した、基礎年金国庫負担率の2分の1への引き上げに関して、その財源と引き上げ時期を明示できなかったことです。
私は、年金制度の安定には、国民共通の年金制度である基礎年金の改革(全額税方式による「国民基本年金」の創設)が不可欠であること、厚労省案に盛り込まれている、保険料の固定化、人口構造と経済成長を織り込んだ「総報酬」の伸びによって、受け取る年金額を自動調整する方式を導入するのであれば、あわせて、最低保証年金制度を設けるべきと主張しました。討論を通じて、自民党と民主党の違いが明らかになってきました。