上方研究の会 堺まち歩き
秋晴れの一日、上方研究の会の「堺まち歩き」に参加。堺市役所の21階の展望台ロビーから堺市を眺望した後、刃物製作所で庖丁作り体験~環濠跡~宝珠院(土佐十一烈士の墓)~本願寺堺別院~覚応寺~豪商屋敷~鉄砲屋敷のコースを歩きました。
庖丁作りで最高の技術を誇っているのは、味岡刃物製作所の味岡知行さん。最初の工程の刃金や地鉄づくりは、近所の岡田さんが担当。その後の加工を味岡さんと若い二人の職人が行っています。技術力を買われ、今や、シャープの液晶テレビのフィルムをカットする刃物注文も受け、半年先まで仕事の注文があるといいます。
「資源の乏しい日本は、技術を絶やしたらおしまいだ」と味岡さん。若者に仕事を教え、技術を伝授することが、日本再生への道と信じています。堺の日本一の刃物作りの伝統は、職人さんの心意気で保たれています。 (山本ゆき 参加)