社会保障制度改革に関する両院合同会議
第2回両院合同会議が開かれました。各党から前回の意見表明を受けての再度の意見表明があり、その後、自由討議となりました。
「一元化」について与党は、厚生年金と共済年金の一元化を主張していますが、この問題は政府自らの閣議決定事項であり、両年金の財政単位の一元化も進行中です。いまさら野党の力を借りなければできない問題ではありません。国民年金の保険料を所得比例あるいは消費税で置き換えることに反対する材料として、被用者年金の一元化を主張しているようです。
私は、民主党は年金担当者と税制担当者が一体で年金改革を議論してきた経緯を述べ、年金改革における税制議論の重要性を述べました。消費税へのインボイスの導入、逆進性緩和策の検討などです。自民党も公明党も、支持基盤が自営業者ですから、彼らの反対の論拠は、自営業者の所得捕捉が進むことを阻止することにあるようです。