自分史を語る
代々木 オリンピックセンター
58回目の誕生日を迎えたこの日、山本は、あしながの学生にに自分史を語りました。
7歳の兄を交通事故で亡くしたときの自分のこと、父母のこと、大学3年生のときに交通遺児支援のために街頭募金に立ったこと、その後のあしなが活動について語りました。
また、昨年の5月に参議院本会議でがん対策基本法の制定を求め質問に立ったときに、「抗がん剤で髪の毛が抜けて、カツラをかぶっていた。少し髪の毛が残っていて、両面テープがうまくつかず、お辞儀をしたときに、カツラが脱げないか心配した」と苦労話を披露しました。
「何で僕ががんにならんとあかんねん」と思うこともあるが、「おまえだから、仕事ができるはず」と選ばれたと思っている。がんの自分だからこそ「救えるいのちを救う」仕事ができると思っている。」
学生たちに、「あなたがたは、人の気持ちがわかる」という貴重な財産を持っている。一言聞いただけで相手の痛みがわかる人たちだ。皆さんがそれぞれの立場で、それぞれの地域でリーダーとなって地域や国を良くするようメッセージを発し続けてほしい」と語りかけました。
話し終ると同時に、学生さんたちから「ハッピーバースデイ」の大合唱が起こり、心のこもったメッセージが書かれた色紙などをプレゼントされ、最高に幸せな誕生日でした。もう一人7月7日生まれの男子学生がいました。彼にも「ハッピーバースデイ!!」 (メールマガジン「蝸牛のつぶやき」(7月9日号)でも報告しています)