「天王寺詣りと昔の縁日イベント」に参加(熟塾)
大阪市天王寺区・四天王寺
2004年4月3日、聖徳太子が17条の憲法を制定してちょうど1400年目の記念すべき日に、推古天皇元年 (593)に聖徳太子によって建立された日本仏法最初の大寺・四天王寺の本坊客殿で、大阪から文化の発信をめざして活動している「熟塾」が記念イベントを開催し約200名が参加しました。
縁日の四天王寺の境内は、骨董品や古着を売る店やたこやきや焼きそばなどの出店で賑わっています。昔は、大道芸も行われていました。落語「天王寺詣り」には、覗きからくりや竹独楽屋、亀山のちょんべいさんなどが登場し、昔の縁日の賑わいを彷彿とさせます。
今回のイベントは、六代目笑福亭松喬師匠の落語「天王寺詣り」と旭堂小南陵一門による覗きからくりの再現、四天王寺第105世管長(前管長)の瀧藤尊教さんのご法話「大悲息むことなし」と盛りだくさんのイベントでした。客殿から外に目をやると、極楽浄土の庭の100本の桜が満開。笑福亭一門による三味線、太鼓、笛の寄席囃子の実演もあり、聖徳太子もびっくりの楽しい催しでした。歴史の中に大衆芸能が溶け込み、大阪の良さを堪能しました。