第66回 あしなが学生募金
病気や災害、自殺により親を失った子どもたちの進学を支援する「あしなが学生募金」が、今年も4月27日、28日、5月3日と4日の4日間、全国一斉に行われました。毎年春秋に実施して、今回は第66回を数えます。第1回の募金に参加したことで、その後の人生が決まった私にとっては、いわば運動の原点です。
難波の高島屋前には、いつものように西川きよしさんも応援に来てくださいました。不況の影響か、前半の募金額は例年を下回っていますが、みんな一生懸命に協力を訴えました。
今年のテーマは、高卒就職難です。私も参院厚労委で取り上げましたが、これまでは高卒者の就職先だったところが短大や大卒者に取って代わられたうえに、生産拠点が海外に移転し、パートや派遣労働者が大勢を占めるため、高卒就職は極めて困難になっています。
渋谷のヤングハローワークを訪問し、担当者と意見交換もしましたが、即効性のある手立てはありません。
せっかく高校を出たのに就職できない。これでは夢や希望を持てといっても虚しく響くだけです。何とかするのは、大人の責任です。