イラク人質事件をめぐり全議員政策懇談会開く

民主党ホームページより

あいさつする菅代表 右端が山本
あいさつする菅代表 右端が山本
イラクにおける日本人人質事件について協議する民主党の全議員政策懇談会が12日党本部で開かれた。

冒頭挨拶で菅代表は「予断を許さない情勢。9日に家族と会い、切実な直接の声を聞き、それを総理に伝える約束をし、その後の厚生労働委員会の質疑で家族 としての意見を伝えた。

私は、脅されたからといって大きな方針を変えることはとるべき道ではないと思う。われわれは大義なきイラク戦争そのものに反対し、 イラク特措法による非戦闘地域というフィクションに基づく自衛隊派遣に反対してきた。

サマワを含めた最近の情勢は非戦闘地域とは言えない状況だ。私の質問 に総理は得意のすり替えで説明責任を逃げる答弁だ。安倍自民党幹事長は自衛隊は撤退しないと言ったから解放すると相手が決めたんだと、何も解決されていないうちからそういう発言をしている。

こういう人たちに日本の将来を任せられない。わが国、われわれ自身にとって初めての厳しい試練のときだ。われわれは野 党ではあるが、現実に事柄が推移している中での議論であることをお互いに肝に銘じた上で真摯に議論して欲しい」と力説した。