「地村保さんを迎えて」~拉致問題を考える~でパネリスト
北区民ホール
北朝鮮拉致被害者、地村保志さんの父、地村保さん(75才)を招いての講演会が開催され、主催者の田中ゆたか・大阪市会議員、田中俊彦・元大阪府議とともにパネリストを務めました。
地村さんは、長年、何もしてくれなかった警察と政府・外務省を批判し、「やっとマスコミに載るようになったのは世論のおかげ。今後も、署名活動に国民の協力をいただき、今、全く北朝鮮に働きかけをしようとしない外務省に圧力をかけてほしい。北朝鮮にいる孫に早く会いたい」と訴えました。
山本は、アメリカのイラク攻撃が始まり、拉致問題が棚上げ状態になっていることに懸念を示し、「アメリカに頼るだけではなく、日本も独自に国連や中国、ロシアを通じて、各国に拉致問題の解決を訴えていかねばならない」と民主党の方針を説明しました。
田中ゆたか市議は、大阪市議会でも積極的に拉致問題に取り組んでいることを説明し、参加者に、家族や友人と拉致問題を話して一人でも多くの人たちに署名運動、ブルーリボン運動に協力してほしいと訴えました。
息子さんが突然、行方不明となって、拉致ではとわかるまで、連日連夜、警察や民家を尋ねたり、京都の京極界隈でも消息を尋ねたりされたお話は、子どもを想う親の気持ちが溢れ、胸を打ちました。
また、奥さんが、保志さんが行方不明となってまもなく脳梗塞で倒れ、帰国半年前にこの世を去ったことについては、「北朝鮮で苦労した息子と富貴ちゃんに自分の世話をさせてまた苦労をかけるのはしのびないので、先に逝った。」とのお話に会場は涙しました。