医療保険に係わる国庫負担額の確保策を示せ
参議院
2002年7月9日 厚生労働委員会で質疑
国庫負担額の推移、保険料の上限、高齢者医療制度、診療報酬体系、医療提供体制の改革
医健保法改正で坂口厚相と第2ラウンド。医療保険の運営に必要な国庫負担の確保策を巡って議論
厚生省の資料では平成14年度に6兆4千億円の国庫負担額は、平成19年度には8兆2千億円と、28%増加する。この間、財務省の財政見通しでは、税収は横ばいか減収。そのような厳しい財政状況で、医療保険運営に係わる国庫負担を確保できるのかとの問いに、坂口大臣は「財務省には認めていただいた」と答弁。ホントに大丈夫?
医療制度改革は、①国庫負担必要額確保の道筋を明確にする、②全国で5000を超える保険者を地域単位に再編し、医療費の適正化を進める、③安心できる医療提供体制への確立策を実行に移すこと。「改革案は出揃っている。あとは実行あるのみ」と指摘した。