塩川財務大臣が年金課税強化に言及(朝日新聞6/16夕刊より)

参議院

2003年6月16日 決算委員会で質問

塩川財務相は16日の参議院決算委員会で、04年の次期年金制度改革で高額な年金受給者の年金額は、課税強化によって実質的に減額をはかるべきだとの考えを示した。坂口厚労相も前向きな姿勢を示した。山本孝史議員(民主)の質問に答えた。

塩川財務相は、すでに年金を受給している高齢者の年金額を減額するのは制度上困難との見方を示し、「高額の年金受給者の年金調整は、税という方向である程度やれる」と延べ、来年の税制改革で公的年金等控除を見直すことに意欲を示した。

坂口厚労相も課税強化については「我々も趣旨は理解している。(実現の)可能性はあると思う」と述べた。