学童疎開船対馬丸遺族と同様の援護施策を求める
衆議院
1998年7月28日 質問主意書
97年12月、学童疎開船対馬丸の沈没位置が確認され、洋上慰霊祭が行われた。引き揚げの可能性も検討中だ。であるならば、他の沈没艦船3260隻の位置確認も行うべきだ。また、対馬丸と同様の手厚い援護施策が他の遺族にもなされるべきではないか、と訊ねた。
厚生省は、「遺族から要望があれば、沈没位置の確認について必要な資料調査等の協力をする」と答弁した。
実は対馬丸遺族には、弔慰のための特別支出金が沖縄開発庁予算から支出され(総額は50億円)、叙勲もなされている。橋本前総理の指示によるものだ。戦傷病者・戦没者への援護施策は充実されるべきだが、公平な施策であることは当然だろう。沖縄地上戦と本土の空襲を同一視はできないだろうが、なにか釈然としないものが残る。