年金の将来像を示さない「政府案」を批判
衆議院
1999年12月7日 厚生委員会で質問と反対討論
国民年金法改正案への補充質疑、討論的発言
基礎年金の2分の1への引き上げに際して、保険料は引き上げ幅に見合った分だけ下がるというのが従来からの解釈だが、厚相は、「引下げ幅を圧縮して、基礎年金の給付改善に回す」との趣旨の答弁(マスコミは全く報じなかったけど、重要なポイントです)。
基礎年金の税方式化への支持は増えているのに、社会保障の構造を大幅に改革するものだから、現状維持派の厚生官僚は触れたくない。いつも門前払いを食わしている。この際、別個に審議機関を設けて、厚生省から独立した形で検討したらどうかと提案した。
先月26日の強行採決は有効であったことを「確認する採決」を行い、質疑ではなく「討論的発言」をして、委員会での審議は終局となった。