年金法案審議
参議院
2004年5月20日 厚生労働委員会で質問
年金改革の柱は、すべての国民が加入する国民年金(基礎年金)の給付水準を、どの程度に設定するか、また、給付財源をどのように確保するかです。
政府案は、保険料を引き上げ、給付水準を15%カットすることで対応しようとしていますが、高齢期の基礎的生活費を支える基礎年金をカットして良いのでしょうか。また、保険料の引き上げは未納・未加入者を増やすのではないでしょうか。坂口大臣からは、明確な答弁はありません。こうした議論が、まだまだ必要です。
未だに、自民党だけが、国民年金の納付状況を公表しておらず、小泉総理の自らの年金納付公表においても疑問が多く残ります。森、谷畑の両厚労副大臣は、衆院での年金法案採決後に、委員長に催促されてやっと公表する始末。このような状況ではまともに、年金制度の議論はできません。自民党の速やかな全議員の納付状況公開と「払うべき期間はすべて払っている」と明言した小泉総理の納付状況の不可解な点(20歳の時に予備校生ではなく、学生だったと訂正するなど常識では考えられない点など)を明らかにするように、そして、意図的に公表を引き延ばしした両副大臣の辞任を要求しました。また、坂口大臣には、年金審議が速やかに行なえるように環境整備を急ぐ責任があると迫りました。