21世紀の寸前で、ようやく「戦後補償」を国会で議論
衆議院
2000年5月17日 内閣委員会で質問
在日の戦傷病者援護法 (大阪高裁判決の受けとめ方、戦後補償)
旧日本軍人軍属として戦争に加わりながら、何ら補償を受けずにきた在日外国人への対応については大阪高裁判決が違憲の疑いもあるとし、国会の対応を強く求めてきた。
民主党はプロジェクトチームを設置し、立法措置を検討。山本孝史が提出者となった「特別永住者等である戦傷病者等に対する特別障害給付金等の支給に関する法律案」を審議。当事者の参考人としての出席や官房長官の出席を強く実現を求めたが、与党の反対で拒否された。
民主党の求めに応じて出席された参考人の田中宏教授によれば、「立法の形で戦後補償が国会で議論されるのは初めて」とのこと。日本が諸外国並になるために、避けては通れない問題だが、国会の動きは重い。せっかくの議論の機会を、短時間の審議時間で終わらせてしまったのが残念だ。