介護保険法案審議
参議院
2005年6月9日 厚生労働委員会で質問
介護保険法改正案で2回目の質問。必要な生活援助はカットしない、筋肉トレーニングも強要されないとの前回までの答弁を受けて、制度改正によって負担増となる者への措置や、介護の質を向上させる重要な役割を担う地域包括支援センターについて質問。
居住費の負担を求めることに伴う低所得者への減額措置に要する費用を介護保険財源で賄うのではなく、家賃補助として税金で賄うべきでないかとの指摘に、厚労省内部でも議論があり、与党議員でも「その通り」と思う人がいるようだ。多様な「ケア付住宅」の登場を受けて、高齢者に住宅を保障する観点からの住宅政策の一元化が求められる。
尾辻大臣が訪問した品川区の高齢者は二人とも要支援だった。「介護予防給付の対象者となることで、筋肉トレーニングを受けそうか、受けさせたいと思ったか」との質問に、大臣は「筋トレということでは、どうかなと率直に思います」と答弁。そうした常識的な感覚で、制度運営がなされれば余り問題にはならないはずだと思うのですが。