ODAに関する参考人質疑
参議院
2005年2月22日 決算委員会で質問
ODAはさまざまな問題を抱えていますが、改革に向けての一番の課題は、評価制度の確立です。予算は適正に使用されたか、予測されていた効果を生み出しているのか、どのような事案が採用されるべきかなど、いずれも、しっかりとした評価を加えなければ、改善には繋がりません。執行する予算を削っても、評価のための予算は確保すべきです。
「スマトラ沖地震での緊急無償援助は、まちがいなく被災者のために使われるのかをモニターすべきだ。被災地が紛争地でもあることから、政府と対立する部族等にも行き渡るように」と注文をつけました。
イラクへの支援では、出席された二人の参考人の間で、「自衛隊は軍隊であり、復興支援活動には不向き」という意見と、「自衛隊こそ、国際復興支援活動に積極的に参加すべき」という意見に分かれました。
夜のニュース番組で、ドイツの民間人がインドネシアの被災地で活動している様子が紹介されました。彼らは、ドイツ国内で援助活動の訓練を受け、必要な物資は現地で購入、活動は現地人と一緒に行っていました。これこそ「顔の見える援助」だと思いました。