中国残留孤児の家族に特別許可を求めて

大阪市東淀川区在住の中国残留孤児、吉岡勇さんの子どもが実子ではなく、妻の連れ子であったとして強制退去を求められている問題を、3月27日の厚生労働委員会で取り上げ、法務省に善処を求めましたが、22日には、吉岡さん家族と支援者が上京され、議員会館での支援集会(写真)の後、江田五月、千葉景子議員とともに、法務省で、増田入管局長らと面談しました。

強制退去を求める同種の事件が連続していますが、家族の絆を引き裂くことや、憲法に保障された居住地を定める権利を侵害しないよう求めました。

院内の集会で訴える家族
院内の集会で訴える家族
厚労省での交渉(右から江田五月議員、山本、千葉景子議員)
厚労省での交渉(右から江田五月議員、山本、千葉景子議員)

続報!

2003年6月20日、大阪入国管理局が吉岡さんら2家族9人の定住を認め、在留特別許可(1年)を出しました。国は、血縁を重視して成人の連れ子や6歳以上の養子に定住資格を認めず、入国許可を取り消していましたが、大阪入管は、総合的に判断し、異例の在留許可を出しました。