がん対策基本法 衆院厚労委で全会一致で可決

6月2日の質疑に続き、午前中の1時間、がん対策基本法(与党案と民主党案)についての質疑が行なわれました。高橋千鶴子(共産)、阿部知子(社民)、糸川正晃(国民新党)の3氏が提案者ならびに川崎厚労大臣らに質問。

その後、他の法案を審議した後、午後3時、与党案と民主党案の撤回が許可され、改めて、与党と民主党が合意した「がん対策基本法案」が議題とされました。

冨岡勉(自民)、高木美智代(公明)、仙谷由人(民主)、高橋千鶴子(共産)、阿部知子(社民)の各氏が厚労省に対して、法案成立後の取り組み姿勢等について、確認も含めて質疑をしました。そして、午後4時過ぎ、全員一致で同法案を可決しました。万歳!

今後の予定としては、6月13日の衆議院本会議で可決され、即時に、参議院に送付されます。参議院厚生労働委員会は、現在、健康保険法等の改正案を審議していますので、正確な日程は現時点では明言できませんが、与野党の幹部間で、同法案の今国会での成立について合意をしていますので、15日の参議院厚労委で可決した後、16日の参議院本会議で可決され、法案は成立する見込みです。

なお、参議院では「附帯決議」といって、がん対策基本計画に盛り込むべき事項(すなわち、がん患者団体の要望事項)や、同法の施行について「注文」をつけることができます。

日本がん患者団体協議会や癌と共に生きる会の方には、附帯決議に盛り込むべき事項を、12日の月曜日までに整理してくださるようお願いしています。山本が、自らが準備した事項とあわせて整理して、各党との協議に臨む予定です。ご要望がおありの方は、ご連絡ください。